立春を過ぎた。まだまだ寒い日が続くが、暦の上ではディセンバーじゃなくて、春である。新年に立てた目標は順調だろうか? 中には、目標を立てたものの、腰が重く、まったく手つかずという人もいるだろう。先のエントリーで「挫折しないための4つのモチベーションの保ち方」を取り上げた。順番が前後してしまったが、今回は「勉強の取っかかり方」について書いてみた。
目標を達成できた自分を想像しよう
頭の中に目標はあるものの、腰が重いという人はどうすればいいのだろうか?
英語学習を例に取ると、「とにかく英語を1日30分勉強しよう」と考えるのではなく、最初に「なぜ英語が必要なのか」を考えてほしいと思う。英語をマスターし、自分の夢が実現したときの姿を想像してみよう。
海外脱出が功を奏し、職場で流ちょうな英語でプレゼンテーションをする、素敵な恋人と字幕のない映画を楽しむ、長期休暇を取って南の島でバカンスをする、日本を旅行してサラリーマンが必死に働いている平日に温泉に入ってB級グルメの楽しむ、などだ。
人間は、自分が嫌なことをしているときは、時間の流れが遅く感じるのに、楽しいことをしているときは、早く感じてしまうものだ。3日前のいつもの食事の内容はすぐに思い出せなくても、初デートのことははっきりと憶えているといった経験は誰にでもあるのではないだろうか。これは人間の脳が、記憶する情報の取捨選択をしているからである。
強い目的意識を持つことは、義務感から嫌々するよりも、はるかに効率的になるし、意欲もわいてくる。
朝早くベッドから離れた場所にあるケータイが鳴った。その音が、目覚ましのアラームなら、それを止めるために起き上がるのが、すごく億劫に感じる場合がある。しかし、付き合い始めたばっかりの恋人からのメールの着信音だったら、飛び起きるだろう。
重い腰が上がらない人は、勉強をつらいことと捉えるのではなく、自分の目標を達成するための意義があることと考えよう。
ランニングのように勉強することを習慣付けよう
最近は全国各地で市民参加のフルマラソン大会が開催され、フルマラソン完走を目標に掲げる人も数多い。だが、アスリートでもない普通の人がいきなりフルマラソン完走なんてできるはずがない。中には、学校を卒業してから運動らしき運動を全然していないという人もいるだろう。そんな人が最初にすべきことは基礎体力作りだ。「明日から5kmランニングするぞ」と言っても普段から運動していなければ、5kmどころか、500mすら走れない。途中で足が痛くなって、息切れして、歩いてしまうだけである。
私は、勉強も一緒だと思う。「毎日英語を30分勉強するぞ」といざ無理に机に向かっても、勉強する癖が付いていなければ、苦痛でしかなく、30分も経たないうちにPCやケータイを開いているのではないだろうか。
多くのランニング本には、初心者はランニングではなく、ウォーキングから始めるべきだと書いてある。私は、勉強も一緒だと思う。最初は、3分間机に向かうことから始めよう。PCもケータイも閉じておき、ノートを広げペンを持ち、今日の日付を英語で書いてみるだけでいい。それを1週間続けることができたなら、次 に5分、10分、20分というように伸ばしていく。1ヵ月後には毎日1時間は机に向かって勉強することが日課のようになっている。そうやって、学生時代には当たり前だった毎日勉強する習慣を取り戻していこう。
一度習慣付いたら、逆に何もやらない方が気持ち悪くなってくる。ただ、習慣付くまでが大変なこともあるので、それは「挫折しないための4つのモチベーションの保ち方」も参考にしてほしい。
思い立ったが吉日、今日できることを明日に延ばすな
この記事を見て「あっ」と思ったら、今すぐ取りかかってほしい。もちろん、優先順位が高いことが他にあれば別だが、今からすることが、必然性の薄いネット閲覧ぐらいなら、ネット閲覧を後回ししよう。
海外脱出が目標であれば、まずは英語である。スカイプを利用した格安オンライン英会話サービスがあるのは知っていると思う。多くのサービスでは、簡単な登録だけで無料でお試しレッスンが受けられるので、今すぐにでもレッスン予約をして、今夜にでもレッスンを受けてみよう。
決断力があるかないかは、あなたの人生を大きく左右する。
Never put off till tomorrow what can be done today.
今日できることを明日に延ばすな
上記は有名なことわざである。ことわざは古代の人の残したライフハックとも言えるのではないだろうか。私たちも、この究極のライフハックを活用しようよ。
Life is short. Make each day count. (人生は短い。今日を大切に)
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