だから僕は海外に出る、さあ君も

「日本って何か変だなぁ」という疑問を胸に、思い切って海外脱出した著者が、海外からの視点で日本の社会問題や海外脱出アドバイスを綴るブログ。日本の奴隷的な長時間労働にうんざりしている人、ナショナリズム台頭・人口減・財政難の日本の行く末を危惧している人、協調性という名の同調圧力に耐えられない人、とにかく自分の殻を破ろうと思っている人、そんなあなたに『海外に出ること』を選択肢の1つとして提案する。

だから僕は海外に出る、さあ君も - ニートのガラパゴス日本脱出日記

ガラパゴス化している日本の奴隷的な労働環境と保守的な社会構造に適応できずに海外脱出したニートが海外視点で綴るブログ

仕事なんかクソだろ? 就活やめて日本を出よう! 奴隷やめて海外に出よう! 語学を学び世界に出よう! 「仕事なんてクソだろ」が売り文句の「ニートの海外就職日記」に影響を受けた、あるニートのブログ

労働・サービス残業・ブラック企業・社畜・ワークライフバランス・海外脱出・日本脱出・英語・留学・人生・恋愛・政治・社会・日本・ニート・フリーター・貧困・ネット・IT

Q&A

ここでは、海外脱出、ブログ、英語などについてのQ&Aを掲載しています。(適宜更新)

ブログについて

Q.ブログの趣旨は何ですか?

「日本はG7の一員であり、世界有数の先進国のはずなのに……労働環境がひどい、政治がひどい、教育がひどい、子育て環境がひどい、差別がひどい、社会保障がひどい。さらにこの先、深刻な人口減で未曾有の危機を迎える。こんなひどい国なんかさっさと脱出して、海外で幸せになろうよ」というのが、このブログの趣旨です。「海外脱出」という言葉を使っていますが、1人でも多くの人が国家、世界、日本、自由、幸福追求、勉強することの意義などについて考えるきっかけになればいいなぁと思っています。

Q.人口減の中、海外脱出を勧めるのはいかがなものかと思うのですが……

これについて、私は以下の3つの考え方を持っています。

  1. 国家の発展・繁栄よりも、個人の幸福の方が重要であるという考え方。(国家は個人を幸福にするためにある)
  2. 海外脱出する日本人が増え、人材・頭脳流出がより深刻化すれば、それを阻止するため、労働環境や研究開発環境を改善しようとする気運が高まってくるのではないかという考え方。
  3. 海外脱出する日本人が増え、旧来の日本的価値観に縛られない人が増えることで、直接・間接的に日本に良い影響を与えるのではないかという考え方。

Q.どの国にも固有の文化があるのだから、海外に合わせればいいわけではないと思うのですが……

私は、日本の文化・伝統をすべて否定したり、何でも海外に合わせろと言ったりしているのではなく、長時間労働・過労死・差別主義・同調圧力・集団主義・人質司法・隠蔽体質などの日本の抱える問題点を改めていくべきだと主張しているだけです。海外在住という立場上、どうしても海外との比較が多くなっていますが、海外から学ぶべきところは学び、改めるべきところは改めるべきではないでしょうか。

Q.なぜブログを書くのですか?

  1. 市民の一人として、政治・社会に自分の意見を持ち、それを表明するのは民主主義の根幹であるから。
  2. インプット(読書したり、他人のブログを読んだりする)だけでなく、アウトプットまですることで知識をより深く身につけることができるため。
  3. 語彙力・文章力・表現力を向上させるため。
  4. 日本特有の劣悪な労働環境や同調圧力に苦しんでいる同胞に光明を与えるため。

Q.広告が鬱陶しいのですが……

申し訳ないのですが、ご理解ください。ブログで得られた収入は、はてなブログProの維持費のほか、主に書籍購入費に充てています。どうしても気になるようでしたらアドブロックを導入してください。

Q.ブログにコメント欄はないのですか?

ありません。荒れそうですし、管理も大変なので開設時より設けていません。一昔前ならともかく、今はみんな自分の情報発信手段を持っていますから。ソーシャルボタンで十分であると思っています。

Q.日本を脱出したのなら、日本のことは放っておけば?

日本特有の長時間労働や同調圧力に苦しんでいる人は少なくないですし、それにすら気づいていない人も多いんですよ。そんな彼らに光明を与え、日本という国を見直すきっかけになればいいなぁと思っています。

Q.私にできることはありますか?

シェアしてください。(笑) ネット(私のブログを含む)に書いてあることを眉唾にせずに、よく勉強し、自分の考えを持ち、そして、実際の行動に移してください。失敗や批判を恐れずに。

日本社会について

Q.求人も増えているし、「働き方改革」で日本も良くなっていくのではないですか?

そうは思いません。求人が増えてきているのは、人口減による労働力不足が原因です。労働力が不足してくると、そのしわ寄せは、確実に今働いている労働者にのしかかってきます。安倍政権が進める「働き方改革」は骨抜きに終わる可能性が高いと思っています。将来的には、AIやロボットなどのテクノロジーの発達や、国民の意識変化で変わってくるかもしれませんが、おそらく世代単位の非常に長い時間がかかります。現時点でワークライフバランスの取れた生活を求めるなら、海外脱出が一番の早道です。

Q.日本はこの先どうなっていきますか?

残念ながら、日本の将来の見通しは暗いと思っています。なぜなら、日本が今後も世界からリスペクトされる先進国であり続けるための要素が決定的に欠けているからです。労働環境や子育て環境のひどさはもちろんのこと、透明性のなさ、他人への不寛容、国民の無関心、多様性を尊重できない風土などがそれに当たります。

海外脱出について

Q.どうすれば海外で働けますか?

海外で働くためには、滞在国の発行する就労許可(就労ビザ)が必要です。ビザの発行条件は国によってまちまちですし、同じ国でも流動的なので、ここでは「こうすればいい」と一概に言えません。一般的に、高度な技能が要求される専門職ほどビザを取得しやすく、単純労働ほど取得しにくいという事実があります。ただ、世界的な反移民・反グローバリゼーションの流れを受け、先進国を中心にビザの取得も年々厳しくなってきているのが実情です。海外脱出を画策するなら、一日も早く行動に移した方がよいでしょう。(来年は今年よりも厳しくなっているかもしれません)

※ ビザの取得要件は、英語の国名に"visa"を付けて検索してください。信頼性の高い情報を入手するために、各国大使館などの公式サイトを参照するのが確実です。 ※ 30歳以下であれば、1年間有効のワーキングホリデービザを比較的容易に取得できます。ただし、このビザはあくまでも生涯に一度きりの上、延長はできません。本気で海外脱出を目指すなら、正規の就労ビザを取得を目指すべきです。

Q.海外就職するのに大学は出た方がいいですか?

もちろんです。大卒は海外脱出のための最低限の資格であると言っても過言ではありません。大学を出ていないとビザを取得できないケースもあります。海外の大学を出ている必要も、一流大学である必要もありません。

Q.コミュニケーション能力(コミュ力)が低くても海外脱出できますか?

コミュ力の定義が非常に曖昧なので一概に断定できないのですが、仮に「コミュ力が低い」を「人見知りがち」「引っ込み思案」「非モテ」「KY」と定義した場合、海外の自由な環境があなたを変える可能性は大いにあります。私も、コミュ力が低い非リアです。(人間は、自由に生きているように見えて、周辺環境に流されているものです)

Q.ニートでも海外脱出できますか?

できる可能性はあります。海外では、日本のように年齢が高いからとか、新卒ではないからとか、ニートであるからといった理由だけで不採用になることはありません。仕事ができるかできないかが採用基準です。日本では、履歴書に少しでもブランクがあれば鬼の首を取ったように理由を訊いてきたり、書類選考の段階で落とされたりしますが、海外ではそういうことはありません。ですので、ニートだからと言って、あきらめてしまうのは早計です。これは年齢・性別にも当てはまります。(もっとも、採用されても、仕事ができないとすぐにクビにされますが)

※ 学歴もキャリアも職業スキルもない場合、さすがに難しいと思います。単純労働なら可能かもしれませんが、多くの国では就労許可が下りません。その場合は、学校に行き直したり、職業訓練を受けたりするなどして、日本でキャリアを十分な職業スキルを身につけてから海外脱出に挑戦しましょう。

Q.新卒で海外就職できますか?

海外では新卒一括採用は一般的ではないため、日本の大学を出て新卒でいきなり海外就職するのは難しいと思います。海外企業では、日本のように、右も左もわからない状態で入社して、先輩社員が手取り足取り教えてくれるなどという悠長なことはしてくれません。事業拡大時や社員の退職などで空きポジションが出たときに、人員補充のために、即戦力を求めるケースが多いです。海外でも通用するキャリアを積みながら、語学力に磨きをかけていくのがよろしいかと思います。学校卒業後すぐに海外に出たいのでしたら、費用の問題がありますが、大学・大学院に留学するのもありかと思います。

※ ワーキングホリデービザは18歳から取得できますが、生涯に1度限りで1年間だけですので、長期的な海外脱出を考えているのであれば、その後のことも考慮する必要があります。

Q.日本でダメな人間が海外に出て成功するとは思えないのですが……

日本でうまくやっていくための能力と、海外でうまくやっていくための能力は、必ずしも一致しません。その逆も然りです。

Q.海外脱出できるのは頭のいいエリートだけではないですか?

いいえ、「エリートだけ」ではありません。東京で働いている外国人はすべてエリートかと言えば、そうではないのと同じです。東アジア出身の単純労働者の方が多いのではないでしょうか。日本は人手不足の上、新興国からすればまだまだ稼げますから。

Q.親が海外脱出にものすごく反対しているのですが……

おそらくあなたは大人だと思うので、最終的には押し切ればいいと思います。とはいっても、なるべくなら穏便に説得できて、いい形で見送られればそれに越したことはありません。海外に出ることを話すとき、「脱出」(日本がヤバいニュアンスがある)や「移住」(もう戻ってこない印象がある)のような言葉は使わずに、「留学」「挑戦」「国際性を身につけたい」といったポジティブな言葉を使って説得してみるのも手かと思います。

最終的には「誰の人生か」「自分にとっての幸せとは何か」をよく考えた上で、あなた自身が決める問題です。

Q.親の介護はどうすればいいですか?

私は、「社会的弱者の面倒は国が見るべき」と考えています。ただ、日本の福祉は貧弱であり、人口減と高齢化で今後さらに社会保障費は削られていくことは間違いありません。海外脱出と親の介護問題を同時解決するには、しっかり勉強して、高い所得を得られる職に就き、親は質の高い施設に入所してもらう以外に道はありません。

こちらも、正しい答えはありません。家族と相談の上、最終的には、あなた自身が決める問題です。

私の日本の実家の近くにアメリカに移住した子供を持つ高齢者がいますが、施設に入所しています。子供は、年に2〜3回程度は帰国しているようです。

Q.テロが怖いのですが……

テロ事件はセンセーショナルに報道されるため、不安になりがちです。しかし、確率的には自動車事故で死亡する方がずっと高いんです。危険地域に行くのでない限り、過剰に心配する必要はありません。私はテロよりも、暴君・安倍晋三首相の方が遙かに怖いです。

Q.海外は治安が悪く危険なのではないですか?

場所によりますねぇ。「海外」と十把一絡げにして危険と決めつけるのは、乱暴な考え方ではないかなと思います。家の鍵をかけずに外出できるほど安全な地域もありますしねぇ。東京・大阪が世界の大都市の中では抜群に治安が良いのは事実ですが、海外においても、治安が悪い地域でない限り、旅行ガイドに書かれているような注意事項(危険な場所には近づかない、深夜は特に用心する、身の回りの物には気をつける……etc)を守っていれば、さほど心配する必要はありません。私は強盗や暴漢よりも、暴君・安倍晋三首相の方が遙かに怖いです。

Q.語学力や職業スキル以外に身につけておいた方がいいものはありますか?

海外でもできそうな趣味・特技・教養です。具体的には、スポーツ・料理・読書・日本文化についての基本的知識などです。職業スキルが仕事に必要なものであれば、趣味・特技・教養はプライベートをより充実させるのに必要なものです。そうでないと、せっかく海外脱出してワークライフバランスの取れた生活を手に入れても、空き時間の大半をネットに費やし、人付き合いは小さな日本人コミュニティーにいる日本人とばかりになってしまいます。(「それで結構」って人はそれでも良いと思いますが……)

Q.周りに海外脱出に失敗した人がいるのですが……

海外と日本では言葉も文化も習慣も違いますから、失敗した人も相当いるでしょう。ただ、誰かが失敗したからといって、あなたが失敗するとは限りません。逆に、誰かが成功したからといって、あなたも成功するとは限りません。海外脱出に限らず、スポーツも受験も恋愛も結婚も一緒です。それに、失敗を恐れていては何もできません。海外脱出に失敗したからといって、罰があるわけでも何でもありません。自分のやりたいこと、自分にできそうなこと、世の中の動向をうまく見極め、あなたの信念を貫いてください。

英語について

Q.ネイティブ並の英語力を身につけることはできますか?

非常に時間はかかりますができます。語学の習得は、才能ではなく努力です。

Q.海外(英語圏)で英語はペラペラになりますか?

残念ながら、海外に出ただけで英語が流ちょうになることはまずありません。海外に出れば日常的に英語を使うことになるので、ある程度は上達しますが、ペラペラにはほど遠いレベルです。英語をペラペラになりたいのでしたら、海外か国内かに関係なく、高いモチベーションと集中力を保って、腰を据えて取り組むことです。貪欲に勉強してください。

Q.英語圏以外の国に行くつもりですが、それでも英語は必要ですか?

必要かどうかと聞かれれば、職種によります。私は、以下の理由により、まず英語をマスターすることを強く勧めます。

  • 非英語圏であっても、高学歴・高所得のホワイトカラーはその多くが流ちょうな英語を話す。(日本のビジネスパーソンとは比べものにならない)
  • 英語をマスターすると、フランス語やスペイン語などの別言語の下地ができるため、習得が楽になる。(日本語では、英語以外の言語の参考書や参考サイトは非常に少ない)

Q.英語の試験は何か受けた方がいいですか?

永住権取得や留学に必要といった明確な目的がないのであれば、私は英検1級を勧めます。(ほとんどの人にとって、いきなり1級は難しいので、2級→準1級→1級の順に挑戦すると良いでしょう) 試験合格のような明確な目標があるとモチベーションもアップします。

日本で英語の試験は英検とTOEICがメジャーですが、海外ではIELTS、TOEFL(米国)、ケンブリッジ英検(英国)がメジャーです。

Q.○○(辞書にない言葉)は英語でなんて言えばいいですか?

和英辞書に載っていない言葉は、無理に英語に言い換えるのではなく、日本語のまま言って、その言葉を意味を説明すればよいでしょう。

例えば、日本語ではすっかり定着した「リア充」に相当する言葉は、英語にはありません。こういう場合は、"riaju" とそのまま言って、自分の言葉で説明すればよいでしょう。(活字の場合はイタリック体にします)
「友達が多く、プライベートが充実している人」だけでは、不十分な場合があります。 日本特有の文化的背景の説明も交えながら、説明するとよいでしょう。

私(ブログ著者)について

Q.『ニートの海外就職日記』の「海外ニート」さんですか?

違います。私が『ニートの海外就職日記』の一読者であり、多少影響を受けたことは事実ですが、オンライン・オフラインを問わず海外ニートさんとは一切のつながりはありません。

Q.日本が嫌いなのですか?

好きな部分もあれば、嫌いな部分もあります。日本固有の風土・和食・文化は好きだけど、長時間労働・集団主義・縦社会・安倍晋三首相・自民党の存在はどうしても受け入れられないといった感じです。理想郷のような国が存在しないのは百も承知ですが、もう少しだけワークライフバランスが取れて、民主主義が成熟していて、多様性が尊重される社会であれば、海外脱出など考えもしなかったでしょう。

Q.ニートとかコミュ障とかは本当なのですか?

本当です。万年ニートなのではなく、そこそこの期間ニートだったこともあります。ニートというのはもう過去形ですけど、コミュ障なのは現在進行形です(笑)。

Q.左翼なのですか?

「左翼」って何ですか?(笑) 辞書に書いてある通り、社会主義者・共産主義者と左翼と定義するなら、私は左翼ではありません。単に自由を尊重する人を「左翼」と定義するなら、私は左翼です。もっとも、その場合は私だけでなく、欧米先進国の大半の人は「左翼」ということになりますねぇ。

Q.専攻は何ですか?

IT(情報)です。社会派ブログなので文系と思われがちですが、思いっきり理系です。

Q.ネットでは批判の声があるのですが……

一顧だにする価値はありません。「ネットの反応」はしょせんは観客席から飛んでくるヤジと同じようなものです。アドバイスとして真摯に受け止めるのは、あなたの友達・家族、あなたが尊敬する人、目に見える成果を出している人、教養が高い人からの建設的な意見だけで十分でしょう。特にネット上の非礼な匿名アカウントから発せられる、足を引っ張る声なんか完全スルーで問題ありません。自分の人生を生きましょう。

Q.なぜネットで交流を取ろうとしないのですか?

ローンウルフなんで。(笑) 頻繁にツイートして、ブログ記事を書きまくって、コメント欄やSNSで絡みを多くすれば、拡散しやすくなりますし、アクセス数も上がるでしょう。今はそれらよりも優先順位が高いことがあるので、当面のこのままでいきます。

このブログをはてなブックマークに追加  

©2018 だから僕は海外に出る、さあ君も by 佐野由自