だから僕は海外に出る、さあ君も

「日本って何か変だなぁ」という疑問を胸に、思い切って海外脱出した著者が、海外からの視点で日本の社会問題や海外脱出アドバイスを綴るブログ。日本の奴隷的な長時間労働にうんざりしている人、ナショナリズム台頭・人口減・財政難の日本の行く末を危惧している人、協調性という名の同調圧力に耐えられない人、とにかく自分の殻を破ろうと思っている人、そんなあなたに『海外に出ること』を選択肢の1つとして提案する。

だから僕は海外に出る、さあ君も - ニートのガラパゴス日本脱出日記

ガラパゴス化している日本の奴隷的な労働環境と保守的な社会構造に適応できずに海外脱出したニートが海外視点で綴るブログ

仕事なんかクソだろ? 就活やめて日本を出よう! 奴隷やめて海外に出よう! 語学を学び世界に出よう! 「仕事なんてクソだろ」が売り文句の「ニートの海外就職日記」に影響を受けた、あるニートのブログ

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社畜の休日─まだゴールデンウィークで消耗してるの?

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今年もやってきたゴールデンウィーク──年に3回ある民族大移動の時期である。ゴールデンウィークと言えば、「今年も大型連休をふるさとや行楽地で過ごす人たちの帰省ラッシュが始まり……」「成田空港では出国ラッシュが……」という毎年恒例のニュースが耳をよぎる。

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渋滞50キロ??──抜けるまで何時間かかるのだろう? ようやくサービスエリアにたどり着いたと思ったら、停める場所がない! ようやく停めたら今度はトイレが長蛇の列! 用を足して腹ごしらえだと思ったら、フードコートで空いてる席がない!

乗車率150%の新幹線??──2時間も立ちっぱなし? 通路にも人があふれているため車内販売は来ないし、トイレに行くことすらままならない。途中駅で降りる場合は、大きい荷物を持って、人をかき分けながらなんとか降りる。

想像しただけで疲れるのだが、悲しいかな、これが日本で働くサラリーマンの休日である。

通常時の2倍のお金払って、サービスは通常時の2分の1

ゴールデンウィークは年に3回しかないかき入れ時ということもあり、どこもかしこも高い。JRでは特急回数券が使えなくなっているし、割引切符も設定期間から除外されている。飛行機でもエコノミークラスであっても正規料金並に高くなる。多くの宿泊施設は、今の時期は跳ね上がる。

黙っていても客が来るので、需給のバランスを考えれば高くなることは仕方がない。

通常よりも割高な料金を払って、通常よりも良いサービスを受けられるかと言われれば、全然そのようなことはない。サービスの質は変わらないどころか、むしろ落ちることが多い。

実際、旅行サイトの繁忙期(ゴールデンウィーク/盆/年末年始)に利用した人のレビューを読んでみると、「サービスが悪かった」といったケースが少なくない。高級ホテルならそういうことは少ないだろうが、中級以下のクラスのホテルでは、客の多さにサービスが追いついていないであろうことをふつふつと感じる。ただでさえ人手不足な上に、超多客期なのだから当然だろう。

ゴールデンウィーク中の旅行なんて、高い、混む、サービスの質は落ちるの三拍子そろっている。賢明な人は、わざわざこの時期に旅行する必要はない。たった1週間ずらしただけで、安くて快適な旅行ができるのだから。

海外だと好きなタイミングで長期休暇が取れる

こういうことを言うと、必ずといっていいほど「この時期でないと休みが取れないのだからしょうがないだろ!!」という反論が聞こえてくる。

まぁ、東京で社畜なんてやっていたらそうだろう。

これほどまでに同時期に同時に休むのは日本だけだ。実際、有給消化率の低さがそれを証明している。働き方改革(笑)。

海外では、1日〜数日程度の短い休みなら突発でもOK、数週間程度の比較的長い休みは事前に申請しておけばOKとケースが一般的だ。ちなみにフランスだとバカンスは2ヵ月。小中高生の夏休み(1ヵ月強)より長く、大学生の夏休み並である。

日本では「ホワイト企業」と呼ばれる会社であっても、さすがに週単位の長い休みを、比較的自由なタイミングで気兼ねなく取れるところは皆無ではないだろうか。

※ 日本では、軽い体調不良でも使える有給病欠がないので、有休消化は慎重にならざるを得ない。

休暇に入る前には、「すてきなホリデーを」と送り出してくれる。休暇から帰ってきたらデスクに同僚にいたずらしていたなんてこともあるらしい。

日本だと社畜上司に長い有給を申請すると、「2週間も休暇だと!? ふざけるな!! お前、仕事なめてんのか!!」と怒鳴られそうだ。それでも強行して休暇から帰ってきたら、いたずらどころか席(=籍)がなくなっていたりして。まぁ、「労道」という名のカルト宗教だからね。破門されるね。(笑)

「社畜の休日」(笑)

もっとも、100%の完全なサービスを求め、お互いに足を引っ張り合って、働くことを神聖視している社畜のおっさんたちが幅をきかせている間は、ワークライフバランスなんて夢のまた夢であろう。

ということで、東京で消耗している社畜の人は、50キロの渋滞or乗車率150%の新幹線で、つかの間のゴールデンウィークを楽しんでください。帰った後はいつものブラックウィークが待っている。6月は唯一祝日がない月なので、次の祝日は「海の日」だ。この次の大型連休は8月のお盆休みである。(猛暑の中、いつものように民族大移動が始まるのであろう……)

嗚呼、「社畜の休日」(笑)

ワークライフバランスが欲しい人は……

えっ!? 社畜になりたくないって? 社畜をやめたいって?

このブログではおなじみの台詞だが「海外脱出」──お先真っ暗なオワコン国家・日本から刹那でも目を背けるための気晴らしの旅行先としての海外脱出ではなく、より豊かな生活環境(労働環境や子育て環境を含む)を求めて定住先としての海外脱出である。

もちろん、海外脱出だけでなく、起業するのも大いにありだ。

この記事を読んで、顔を真っ赤にして、私のあら探しをし始める暇があったら、さっさと行動に移せばいい。もっとも、それができないから東京でサラリーマンなんかしているのだろう。

さっさと行動。一に行動、二に行動、三に行動。

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©2018 だから僕は海外に出る、さあ君も by 佐野由自