だから僕は海外に出る、さあ君も

「日本って何か変だなぁ」という疑問を胸に、思い切って海外脱出した著者が、海外からの視点で日本の社会問題や海外脱出アドバイスを綴るブログ。日本の奴隷的な長時間労働にうんざりしている人、ナショナリズム台頭・人口減・財政難の日本の行く末を危惧している人、協調性という名の同調圧力に耐えられない人、とにかく自分の殻を破ろうと思っている人、そんなあなたに『海外に出ること』を選択肢の1つとして提案する。

だから僕は海外に出る、さあ君も - ニートのガラパゴス日本脱出日記

ガラパゴス化している日本の奴隷的な労働環境と保守的な社会構造に適応できずに海外脱出したニートが海外視点で綴るブログ

仕事なんかクソだろ? 就活やめて日本を出よう! 奴隷やめて海外に出よう! 語学を学び世界に出よう! 「仕事なんてクソだろ」が売り文句の「ニートの海外就職日記」に影響を受けた、あるニートのブログ

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図書館活用のすすめ

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私は、ブログの中でたくさんの本を紹介している。興味深い本・少しでも気になる本があれば、ぜひとも読むことをおすすめしたい。ただ、本は安くはない。ネットの無料に慣れてしまうと、1,000円すら惜しくなる。そこで、図書館を活用することを提案したい。(活用している人にとっては「なぁんだ」という記事だけど)

図書館の基本7つ

ここでは初心者向けに公立図書館の基本を7つを挙げてみる。

①無料で借りられる (延滞料はない)

公立図書館の本は無料で借りられる。貸出期間は2週間が多いが、誰かの予約が入っていなければ延長もできる。返却期限に返せなくても、レンタル屋のように延滞料が請求されることはない。もちろん、返却期限を守ることは言うまでもないが。

※海外だと1冊1日延滞で10セントといったように延滞金が請求される。

②利用者カードが必要 (通勤通学先・となりの市区町村でもOK)

図書館で本を借りるには利用者カードが必要だ。TSUTAYAやゲオと違って、図書館ごとに必要である。住んでいる市区町村はもちろんのこと、その市町村に隣接する市区町村、通学先・通勤先の市区町村にある図書館でも、利用者カードを作ることができる。自分が住んでいる街の図書館は小さくても、隣の市区町村に大きい図書館があれば、そちらも活用してみるのもありだろう。

都道府県立の図書館であれば、その都道府県民であれば利用者カードは作れる。

③新刊本・人気本は借りにくい

図書館の本は、古い本ばかりという印象があるかもしれない。これは、新刊本・人気本は貸し出し希望者が殺到するため、なかなか借りられないことが少なくないためだ。

※これらの本を早く借りるコツは、ネットの蔵書検索システムに反映される前に予約を入れることだ。図書館の窓口で紙の予約申込書に書くとよい。また、人口が少ない隣接市区町村の蔵書もチェックしてみるのもありである。

新刊本・人気本は早く借りることは絶望的だが、旬を過ぎた途端に借りやすくなる。2〜3年前は借りられなかった人気本でも、今では計10冊所蔵されているうちの貸し出し中になっているのは2〜3冊だけといったケースも少なくない。そういう本を狙うのもありだろう。(2年前に話題になって気になっていたけど忘れてたっていう本)

④リクエストにも案外応じてもらえる

図書館にない本は他館から取り寄せてくれたり、購入してくれたりする。

⑤ネットで予約ができる

多くの図書館は、蔵書をネットで検索して予約できる。最寄りの公民館や公立学校まで取り寄せてくれて、そこで受け取りできるところもある。

検索システムは、AmazonやGoogleのような精度を期待すべきではない。漢字と仮名(例:「ボク」と「僕」)、句読点や括弧の有無を含め、正確に入力しないと検索にヒットしないというシステムが少なくない。Amazonで検索して、正確な書名をコピー&ペーストするといいだろう。

⑥新聞・雑誌の最新号からバックナンバーまで読める

最新号は館内閲覧のみとなっていることが多いが、新聞・雑誌を閲覧できる。雑誌に関しては、バックナンバーが過去1〜2年分は保存されている。

雑誌の記事はネットで無料で読めるじゃないかと思われがちだが、それらはネット受けしそうな記事をネット向けに手短にまとめたダイジェスト版である。オリジナルの特集記事は、ネットで無料で見られるのよりはるかにボリュームがある。

⑦机と椅子がある席を使える

図書館には机と椅子がある閲覧室(閲覧席)がある。持ち込んだPCが使えるようにWiFiや電源が完備されているところもある。カフェと違って何か注文しなければいけなかったり、長時間居座ることに罪悪感を感じたりすることはない。朝から晩まで1円も使うことなく滞在できる。

※自習できるかどうかは施設によって異なるので確認を。

英語学習や海外脱出に役立ちそうな本もあるよ

海外脱出や英語学習に役立ちそうな本もかなり取りそろえられている。

例えば、東京の世田谷区立図書館の蔵書検索で「冠詞」と検索をかけると…

  • aとtheの底力-冠詞で見えるネイティブスピーカーの世界-
  • 英語の冠詞が一目一発でわかる本-ネイティブの冠詞感覚がズバリ身につく-
  • ネイティブが教えるほんとうの英語の冠詞の使い方

(計26件)

と参考になりそうな本が出てくる出てくる。私は、この手の参考書は買う方であるが、買う前にお試しで借りて読んでみるのも悪くない。

あと、海外旅行の定番ガイド「地球の歩き方」も図書館に置いてあることが多い。最新版であるとは限らないが、観光名所が毎年変わるわけではないので問題ない。海外脱出を考えている人にとっては、渡航先の下調べにはもってこいだ。

「ネットde真実」な人は「読書de真実」にステップアップ

図書館ネットの情報(匿名掲示板・ニュースサイトのコメント欄・質問サイト・まとめサイトなど)だけしか触れない人は、この機会に活字を見直してみてはどうだろうか。

新聞(朝刊)と新書1冊は約10万字、私のブログ1記事は約2,000字、Twitterは最大140文字、コメント欄やLINEの1行は20文字以下。世の中の出来事や仕組みは、1,000文字の記事、あるいは20文字〜140文字の情報をまとめたものを見るだけで理解できるほど単純ではない

私のブログを読んで、日本のことや世界のことに興味を持ったなら、ぜひ読書を普段の習慣にしてほしい。そして、自分の目と耳と足で確かめて欲しい。「ネットde真実」を卒業し、「ネットde興味」→「読書de真実」→「目と耳と足de確信」になってくれたらと思っている。図書館活用は第一歩。

はじめての文学講義――読む・書く・味わう (岩波ジュニア新書)

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©2018 だから僕は海外に出る、さあ君も by 佐野由自