だから僕は海外に出る、さあ君も

「日本って何か変だなぁ」という疑問を胸に、思い切って海外脱出した著者が、海外からの視点で日本の社会問題や海外脱出アドバイスを綴るブログ。日本の奴隷的な長時間労働にうんざりしている人、ナショナリズム台頭・人口減・財政難の日本の行く末を危惧している人、協調性という名の同調圧力に耐えられない人、とにかく自分の殻を破ろうと思っている人、そんなあなたに『海外に出ること』を選択肢の1つとして提案する。

だから僕は海外に出る、さあ君も - ニートのガラパゴス日本脱出日記

ガラパゴス化している日本の奴隷的な労働環境と保守的な社会構造に適応できずに海外脱出したニートが海外視点で綴るブログ

仕事なんかクソだろ? 就活やめて日本を出よう! 奴隷やめて海外に出よう! 語学を学び世界に出よう! 「仕事なんてクソだろ」が売り文句の「ニートの海外就職日記」に影響を受けた、あるニートのブログ

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「おっさん」が今の日本を支配している—「おっさん」ではなく「紳士」になろう

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今の日本は「おっさん」が支配している。おっさんのおっさんによるおっさんのための国、それが日本である。今回は、そんな「おっさん」について書いてみた。

おっさん論

この記事において、「おっさん」であるかどうかは、年齢や外見ではなく、モノの考え方からである。おっさんに見られる特徴を挙げてみよう。

①保守的で古臭くてリスクを取らず既得権益に溺れている

おっさんは保守的で古臭くてリスクを取らない。それどころか、石橋を叩いて壊すのがおっさんである。臭いのはおっさんの足だけで十分だって。(笑)

②上から目線で偉そう

おっさんは偉そうである。偉くも賢くもないのにね。(あえていえば、ど偉くてずる賢い(笑)) 昭和時代であれば、どこかの会社に潜り込み、さらに年功序列という日本型システムのお陰で、さして本人の能力とは無関係に昇進することができた。単に時代が恵まれていただけに過ぎないのに、おっさんはそれを自分の実力と勘違いしている

③プライドがやたら高い

自分の弱さや過ちを認めることは、強さの1つである。それを認めないのは弱いからだ。即ち弱虫である。おっさんはプライドが高いので、それができない。問題点を指摘されると逆ギレしたり、相手のあら探しをしたりする。

のび太「しずかちゃん、さっきはごめんね」

しずか「私の方こそごめんなさい」

これができないのがおっさんである。

④論理的ではない

おっさんは、論理的でなく感情的である。当然といえば当然。上の人の嚬みに倣ってきただけで、自分の頭で考えたことなどのただの一度もないのだから。

このブログにおっさん的に反論すると、「お前が安く海外に行けるのは、オレらがしっかり働いたおかげだろ! それを差し置いて社畜呼ばわりとは何事だ!」になる。すぐ人格攻撃論点すり替えに走るのもおっさんの特徴だ。

「官」はおっさんの巣窟

税金で動いている組織、即ち「官」はおっさんの巣窟である。もう見るからにおっさん臭がぷんぷん漂っている。官は年功序列の典型例なので、それなりのポストにいるのは、ほぼ例外なくおっさんだ。そこでは若者の意見は黙殺される。「前例がないので……」は官の常套句だが、まさに官のおっさんぶりを象徴している。

刑事裁判において、無罪判決が出たり、再審が決定されたりすることがたまにある。きわどいところならまだしも、無実なのは明らかなのに、検察は「極めて遺憾」としつこく上訴するケースが多々ある。検察・警察がプライドの塊であり、彼らが守っているのは面子であるということがよく分かる。ただでさえプライドだけは高いおっさんなのに、警察・検察という権力執行機関の中枢にいるものだから、あり得ないほどプライドが高くなる。

刑務所・拘置所にいた人の体験記を見ると、まるで軍隊のような規律である。異常だが、当然と言えば当然か。だって刑務所・拘置所は官の管轄だから。

教育の場も同じである。運動会では、軍隊のように一糸乱れぬ行進をさせて、わずか2週間程度の練習だけで、巨大ピラミッドをさせて、「協調性協調性」って昭和のつもりなのだろうか。

変化に疎すぎるおっさんが日本をダメにする

今の世界はめまぐるしく変化している。そんな時代で一番大切なことは、時代の変化に付いていくことだ。しかし、保守的なおっさんにはそれができない。おっさんは、「従来のやり方で成功してきたし、同じやり方でこれからも大丈夫だろう」と信じているからである。

現在、夫婦別姓の違憲性を巡って最高裁で争われている。古臭いおっさんは、夫婦別姓に反対している*1が、夫婦同姓を強制している国はもはや日本だけだ。国連も日本に改善を促している。まさに時代遅れの見本と言えよう。これだけ人口減・労働力減少が深刻化し、女性の今以上の社会進出が求められているのになぁ。

おっさん「ワシらに反対する奴は何でも『サヨク』」

おっさんは、共産主義のような急進左派と、因習を緩やかに変えていこうとするリベラルとの違いを無知・無学ゆえに理解できないのか、あるいはプライドが高いゆえに分かっていても考えを変えられないのか、自分たちに反対するものは何でもかんでも「サヨク」とひとくくりにする。一部の保守系ネットユーザー、官僚や自民党の議員、彼らこそがまさにおっさんの見本である。

「左翼のクソどもから、ひたすら罵声を浴びせられる集会に出席。不思議と反発は感じない。感じるのは相手の知性の欠除に対する哀れみのみ」

「クソ左翼」の復興庁幹部、そこまで悪いか 憂鬱なる官僚の「本音暴言」に同情の声も : J-CASTニュース

安倍晋三首相(菅内閣発足時)までが、

菅民主党内閣が8日発足したが、安倍晋三元総理はこの日国会内で開かれた講演会、前日出演したBSフジの報道番組の中で、菅内閣について「陰湿な左翼政権」と厳しく批判した。

菅内閣は陰湿な左翼政権! – 衆議院議員 安倍晋三 公式サイト

そんなどうしようもないおっさんが現在の日本を牛耳っている。はぁ。

ヤフーニュースのコメント欄で、過激な発言を繰り返しているのも、やっぱりおっさんである。*2

おっさんから自由になろう

当然のことながら、おっさんの方が先に逝く。しかも、さんざん食い散らかして。そして、彼らの尻拭いをさせられるのは、今の若い世代だ。おっさんに言うことを信じて、おっさんにホイホイ付いて行ったら、取り返しがつかないことになる。

おっさんから自由になろう。そのためにはどうすればいいのか?

おっさんの言うことを鵜呑みにするのはやめよう。「人生経験が長いから正しいに違いない」と考えるのは大変危険である。おっさんの言うことを否定するために、おっさんから自由になるために、勉強が必要なのである。そして、理不尽なことにはちゃんと声を上げ、行動に移そうよ。

その行動というものが、おっさんに立ち向かうことなのか、おっさんから逃げることなのかはあなた次第であるが。立ち向かうには、あまりにも強大な存在である。おっさんに立ち向かったライブドアの堀江貴文さんは叩きつぶされた。

脱・おっさん

おっさんor紳士

歳を取ることは避けられないが、「おっさん」にならないためにはどうすればいいのか? 脱「おっさん」のためにはどうれすればいいのだろうか?

簡単。前述の「おっさん論」で取り上げた4つに当てはまらないようにすればよい。

そういうことができる人は、「おっさん」と言われる歳であっても、おっさんではない。私は、紳士であると思っている。

上の画像の日本語訳(意訳)は以下の通り。

男の子に産まれるのは出生の問題。

男の子が男になるのは時間の問題。

しかし、紳士になるかどうかはあなた次第。

オッサンになる人、ならない人 (PHP新書)

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©2018 だから僕は海外に出る、さあ君も by 佐野由自