だから僕は海外に出る、さあ君も

「日本って何か変だなぁ」という疑問を胸に、思い切って海外脱出した著者が、海外からの視点で日本の社会問題や海外脱出アドバイスを綴るブログ。日本の奴隷的な長時間労働にうんざりしている人、ナショナリズム台頭・人口減・財政難の日本の行く末を危惧している人、協調性という名の同調圧力に耐えられない人、とにかく自分の殻を破ろうと思っている人、そんなあなたに『海外に出ること』を選択肢の1つとして提案する。

だから僕は海外に出る、さあ君も - ニートのガラパゴス日本脱出日記

ガラパゴス化している日本の奴隷的な労働環境と保守的な社会構造に適応できずに海外脱出したニートが海外視点で綴るブログ

仕事なんかクソだろ? 就活やめて日本を出よう! 奴隷やめて海外に出よう! 語学を学び世界に出よう! 「仕事なんてクソだろ」が売り文句の「ニートの海外就職日記」に影響を受けた、あるニートのブログ

労働・サービス残業・ブラック企業・社畜・ワークライフバランス・海外脱出・日本脱出・英語・留学・人生・恋愛・政治・社会・日本・ニート・フリーター・貧困・ネット・IT

さらば日本!また合う日まで!!─オラ、海外さ行ぐだ

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演歌歌手・吉幾三さんの出世作となった『俺ら東京さ行ぐだ』という歌がある。出身の青森県北津軽郡金木町の田舎ぶりをオーバーに歌った自虐ソングだ。発表されたのは1984年だが、吉さんが上京した1968年当時の「なんにもない」ふるさとを歌った曲である。

「俺ら東京さ行ぐだ」の替え歌はかなり作られているが、私も作ってみた。(元の曲を聴きながらどうぞ)

俺ら海外さ行ぐだ

自由も無エ 民主も無エ (「自由民主党」のどこが自由? どこが民主?)
経済もそれほど回って無エ (失われた10年は、20年から30年に)

嫁も無エ 子供も無エ (3人に1人が生涯未婚)
ネットで 毎日ぐーぐぐる (ググる)

朝起ぎて スマホ持ち (4人に3人がスマホ所有者)
二時間ちょっとの痛勤電車 (2時間はさすがにないか……。すし詰めなのは相変わらず)

彼女も無エ 親友も無エ (リア充爆発しろー)
クソリプは一日山と来る (勘弁してよ)

俺らこんな村社会いやだ
俺らこんな村社会いやだ

海外へ出るだ
海外へ出だなら 銭コア貯めで (円安なのでいっぱいいるね)
海外で大学出るだ (これからはアジアが熱い)

定時も無エ 有給も無エ (定時退社? 有給?)
生まれてこのかた 見だごとア無エ (そんなものは都市伝説)
年金も無エ 保険も無エ (年金もらえるの?)
まったぐ若者ア 俺一人 (高齢化社会だよね。2030年は3人に1人が高齢者)

あんちゃんと ねえちゃんと (最近は若い人も保守化)
スマホ握って自民に入れる (あんな政党のどこがいいのだろう?)

ゆとりも無エ 寛容も無エ (吹き荒れる自己責任論と弱者叩き)
たまに来るのはヘイトデモ (愛国のつもりだろうが日本の恥)

俺らこんな村社会いやだ
俺らこんな村社会いやだ

海外へ出るだ
海外へ出だなら 大学出て (そのまま大学院進学もあり)
海外で仕事 見つけるだ (日本のシューカツはバカバカしいしね)

残業代も無エ ボーナスも無エ (非正規ばかり)
ワークライフバランスは何者だ (日本にとってはくせ者)
労基法はあるけれど (憲法もあることはあるけど)
守る企業を見だごとが無エ (ブラック企業だらけ)
カネ無エ ヒマも無エ たまに来るのは請求書 (貧乏暇無し大変だ〜)
未来無エ ある訳無エ 俺らの村には覇気が無エ (日本自体が老いている)

俺らこんな村社会いやだ
俺らこんな村社会いやだ

海外へ出るだ
海外へ出だなら 仕事見つけて (しっかりスキル身につけて)
海外で嫁 見つけるだ (日本から連れて行くのもあり)

俺らこんな村社会いやだ
俺らこんな村社会いやだ

海外へ出るだ
海外へ出たなら 永住権取って (国によるけど3〜5年ぐらいで取得可能)
海外で幸せ 見つけるだ (自分の幸せだけでなく、次の世代の幸せもね)

東京はもはや憧れの街でも何でもない

東京への人口流入は相変わらず続いている。しかし、その流れも2025年で止まると予想されている。東京は相変わらずキラキラしているが、そんなものに惑わされてはならない。東京に行ったところで、「飛んで灯に入る夏の虫」になることは目に見えている。

ここまで書いていると、一昨年(2016年)夏に公開され、大ヒットした映画『君の名は。』を思い出した。作中では、東京に憧れている17歳の女子高生と、東京に住む男子高校生の夢の中で入れ替わるというストーリーだ。

もし、入れ替わったのが高校生同士ではなく、社会人同士だったらどういう展開になっていただろうか?

  • 三葉(in瀧君) 「毎晩毎晩残業いややー」
  • 瀧君(in三葉) 「女ってこんなに差別されてたのかよ……」

といことになることは請負だ。

入れ替わったのが、日本人と外国人だとしたら、外国人にとっては、完全な悪夢となりそうだ。

東京は世界有数の大都市だが、決して国際都市ではない。しょせんは巨大な村に過ぎない。そこに住む人たちのメンタリティーは封建的な村社会そのものだ。もちろん、「損得抜きで東京が好きだ」「東京の大学に進学する」「仲間と起業する」のような明確な理由があれば別だが、そうでなければ日本(特に東京)にとどまる理由はどこにもない。

日本自体が憧れの国ではない

ブログで幾度となく取り上げてきたことだが、日本は、労働環境も、子育て環境も、研究開発環境も、教育環境もお世辞にも優れているとはいえない。今後も改悪はされど改善される見通しはない。

日本を牛耳っているおっさんたちは、自分たちの保身のことで頭がいっぱいで、若者のことはこれっぽっちも考えていない。何か問題が発生しても、トカゲの尻尾切りで事を収めようとする。そんな国に未来はない極東の貧乏国として没落していくのがオチだ。

あなたは若くて優秀な人間だ。こんなゲゲゲなオワコン国家で貴重な若き日々を消耗し、優秀な能力を飼い殺しにされる必要はどこにもない

かつて地方に住む人たちが集団就職列車で上京したように、今こそ日本という村社会を後にするときだ。

世界に飛び出そう。あなたを必要とする人は必ずいる。

大海を知らない井の中の蛙から、大空を自由に駆け巡る渡り鳥になろうじゃないか。

いつの日か、「こんな村社会イヤだ─俺ら海外さ行ぐだ」が、遠い過去の笑い話になる日を信じて……。

世界

冒頭のリンク先記事は、「田舎には田舎の、都会には都会の良さがある」で閉じられていた。──しかし、今の時代に「村社会」に良さなんてない。なぜなら、民主主義と村社会は両立しないからだ。中世日本の安倍晋三酋長をその座から降ろし、さらに自民党という明治の亡霊を成仏させない限り、村社会から市民社会への脱皮はできないだろう。

先週末(2018年3月24日)、フロリダの銃乱射事件を受けて、全米で銃規制を訴える大規模なデモ*1が行われた。日本みたいな為政者の隠蔽と有権者の無関心がはびこる村社会*2出身の身からすると、民主主義が成熟している市民社会がすごく羨ましく思う。まるで東京に憧れる地方民のように。

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©2018 だから僕は海外に出る、さあ君も by 佐野由自