東京でサラリーマンになることほどつまらない人生はない。もう少し詳しくいうと、東京にある大企業の総合職ホワイトカラー、中央官僚に公務員として就職することだ。
会社とコンビにセブンイレブン♪
サラリーマンの1日。
— ガラニート (@GalaNEET) 2018年3月30日
・痛勤電車に乗る
・打ち合わせのための打ち合わせの打ち合わせ(笑)
・無駄に長〜い眠い会議
・新幹線に乗って出張
・同僚と飲みにいく
・メール返信
・書類作成
・FAX送信
・忖度
・ハンコ押す
7時に家出て、23時に帰宅するまでこれの繰り返し。会社とコンビにセブンイレブン。
プログラミング演習の例題にいいかも。(笑)
- 「Shachikuクラスを作って、new演算子でSararymanインスタンスを作って……」
- 「Shachikuクラスを継承して、SuperShachikuクラスを作って……」
- 「中央官庁のキャリアなら天下りが必要だから……」
- 「先生!! エラーが発生しました」
嗚呼、サラリーマン=社畜人生。
サラリーマンはつまらない
サラリーマンになっても、やりたい仕事に就かせてもらえる保証もなく、20代の間は、偉そうな社畜上司の下で、下働きしかさせてもらえない。仕事らしい仕事をさせてもらえるのは30代になってから。卒業から10年も経つと、学生時代に習ったことの多くはすっかり忘れてしまっている。40代でぽつぽつと昇進できる人がでてくる。
最近よく考えるのが「老いる」ということ。若いころ想像していた「老いる」というのは「いままで出来たことができなくなっていく」というものだった。でも実際には少し違う部分があった。「出来なくなる」以前に「したくなくなる」「興味がなくなる」「どうでもよくなる」という感覚がある。
— 結城浩 (@hyuki) 2014年1月10日
引用したツイートにあるように、歳を取ると、身体的な衰えだけでなく、新しいことに挑戦しようとする意欲が失われてくるのだろう。つまり、覇気がなくなって、変化よりも現状維持を好むようになる。年功序列の見本とも言える官の常套句が「前例がない」になっている理由が分かる。
詰まるところ、若者らしい覇気があふれている時期は、下働きのような仕事しかさせてもらえない。歳を取ってそれなりの権限がある地位になった時には、若かりし頃の覇気はすっかり消え失せている。気が付いたら、若手の社員にダメ出しばかりしているおっさんになった自分がいる。
嗚呼、サラリーマン=社畜人生。
サラリーマンは幸せそうに見えない
「たとえ仕事がつまらなくても、幸せだったらそれでいいじゃないか?」という声がある。これはもっともだが、実際、サラリーマンを見ていても、これっぽっちも幸せそうには見えない。(東京圏に住む既婚男性の2人に1人は自宅に居場所がない自宅難民とのこと*1)
朝ラッシュの通勤電車のサラリーマンを見ていると、みんな口をへの字に結び、重苦しい雰囲気が漂っている。深夜の下り電車だと、言葉では言い表せない疲弊感が漂ってくる。誰も声を発さず、車内アナウンスと電車の走行音だけがこだまする。故スティーブ・ジョブズの言葉を借りれば、海岸を埋め尽くす死んだ魚のようにみえる。実際、死んだような目をしている。
この朝ラッシュの電車の雰囲気は私もほぼ毎朝経験した。ただ、1時間目の授業がない時は約90分遅く出られるため、9時台の電車に乗ることになる。まだ混んでいるものの、7・8時台の雰囲気がまったく違ったことを記憶している。
それにしても、駅の発車メロディだけは何年たっても忘れられない。通勤時のイライラを少しでも解消するためにとのことだが、メルヘンチックな音楽と、現実社会のギャップが大きすぎる。
♪チャラチャラチャラチャラ、チャラチャラチャラチャラ、チャラチャラチャチャチャチャチャ♪……4番線、ドアが閉まります……ピンポン、ピンポン。……この電車は……。
サラリーマンは、本当は幸せでもないのに、「やりがい」という幻想に洗脳されて、今日もつまらない仕事で消耗しているのであろう。
嗚呼、サラリーマン=社畜人生。
サラリーマンは未来がない
「大企業のサラリーマンや公務員は安定している」とよく言われる。安全神話ならぬ安定神話はとっくに崩壊している。日本という国そのものが未来がないオワコン国家なのだから。
日本の衰退っぷりがひと目でわかるGIFがこれ 冗談抜きでヤバいぞhttps://t.co/aXDuOVW7av
— sakamobi (@sakamobi) 2017年7月2日
変わったのはアジア域内だけで本当に日本「だけ」がはっきり縮小してる。その他の地域のバランスは域内でも安定というのは面白い発見だ。 pic.twitter.com/Lz2Pvxjg0U
高度経済成長期であれば、昨日よりも今日、今日よりも明日と日々経済が発展していくのを実感できた。今日の日本で、日々耳にするニュースは「人口減少」「自治体消滅」「介護殺人」といった気が重くなるようなものばかりだ。私が言うまでもなく、日本はオワコンである。多くの日本人が薄々感づいているからこそ、愛国ポルノ(という名の日本賞賛番組)が流行るのだろう。
② 1986年の入社式と較べた写真。クローンのようでなく自由な感じです。
— 猪瀬直樹/inosenaoki (@inosenaoki) 2017年6月6日
日本は上からの指示に従順な「タテ社会」とされてきたが、周囲から浮かないよう互いに監視し合う奇妙な「ヨコ社会」になっているのかもしれない。足を引っ張り合う、不寛容な平等社会。 pic.twitter.com/x3fKZRVPPG
ヤフーニュースのコメント欄や2ch掲示板に匿名でゴミみたいな投稿を繰り返したり、Twitterの匿名アカウントでクソリプを飛ばしている層におっさんが多い*2のも納得する。連日連夜の激務、家庭では妻子には蔑ろにされ自宅難民状態だったら、ネットで発散したくなる気持ちも分かる。
嗚呼、サラリーマン=社畜人生。
えっ!? これから東京で消耗するつもりなの?
昨日(2018年4月1日)は日曜日だったので、今日は、多くの企業で入社式(という名の奴隷になるための洗脳式)が執り行われたことだろう。
- サラリーマンの人は今すぐ辞表を提出しよう
- サラリーマン目指して就活中の人はESを破り捨てよう
- 内定もらっている人は今すぐに内定辞退の電話を入れよう
これは、エイプリルフールのジョークではなく、本気で言っている。
あなたは若くて優秀なのだから、『サラリーマンin東京』というオワコンのバグだらけの鬼畜難易度のクソゲーでゲームオーバーになる必要はない。頭が中世で思考停止している日本という衰退途上国で奴隷になる必要はどこにもない。
自分の人生を生きよう (これを言うの何度目だろう??)
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