今、日本では『ドラゴンボール改』のブウ編が放送されている。それにちなんでドラゴンボールにちなんだネタ記事を書いた。
このブログの戦闘力はマジュニアレベル!?
私のこのブログの戦闘力は307でマジュニアレベルらしい。うむ、悪くはない。マジュニアと言えば、アニメ『ドラゴンボール』で悟空に次いで2番目に強く、敵キャラで一番強いのだから。(笑)
マジュニアと言っても、一般人に比べたらめちゃくちゃ強いわけだが、そのブログの作者たる私の戦闘力ならぬ労働力はいくらぐらいだろうか。職歴なし、コミュ力なし(いわゆるKY)、残業や休日出勤を嫌がる私の日本での労働力は相当低いだろう。おそらく「労働力たったの5、ゴミめ」で、『ドラゴンボールZ』の第1話で登場早々に殺されたおっさんのようになりそうだ。(笑)
ドラゴンボールと聞いて、自作のショートストーリーを思い出したので、書いてみた。題して、『ドラゴンボール畜』。
ドラゴンボール畜(笑)
あるアジアの途上国の村に、日本に憧れるボロをまとった貧しい1人の青年がいた。
ある日、青年は道ばたで手のひらぐらいの大きさの球を見つけた。その球は、鈍いオレンジ色の光を放っており、中には星が4つ入っていた。その球を家に持ち帰った青年は、それが「ドラゴンボール」という球で、全部で7個あり、すべてそろえると、「神竜(シェンロン)」というドラゴンが現れて、どんな願いでも叶えてくれるという事実を知った。
青年は、なけなしの金をすべてはたいて、ドラゴンボール探しの旅に出て、ついに7個すべてを集めることに成功した。
「出でよ神竜、そして願いをかなえたまえ」
青年が叫ぶと、辺りは暗くなり、ドラゴンボールが激しく光り出し、青年の目の前に巨大なドラゴンが姿を現した。
「さあ、願いを言え。どんな願いでも2つだけかなえてやろう」
「神竜、オレを日本人にしてくれよ」
「それはたやすい願いだ」ボロをまとったその青年の姿は、次の瞬間、立派なスーツを身を包み、手には日本のパスポートが握られ、すっかり日本人になっていた。青年は舞い上がって喜んだ。
「やった。これでオレも日本人だ。あの安全で、食べ物が旨くて、ハイテクの先進国・日本でずっと暮らせるんだ。」
「さあ、2つ目の願いを言え」青年はちょっと考え込んで、こう叫んだ。
「神竜、オレはもう働きたくないな。オレを働かなくてもすむようにしてくれよ」
「それはたやすい願いだ」次の瞬間、青年はボロをまとった元の貧しい青年の姿に戻っていた。
「願いはかなえてやった。さらばだ」
まばゆい光とともに、神竜は消え、ドラゴンボールは石になって世界中に飛び散った。(完)
※原作では、セル編以降のドラゴンボールではかなえられる願いは2つ。(同じ願いは不可能)
日本人は誇り高き労働民族だ
働き過ぎの日本人をドラゴンボールを題材にしたジョークだ。過労死という言葉が「カローシ」(karoshi)として英語にもなっているように、日本人の異常な働きっぷりは世界でも、結構知られている。
作中では「動けないサイヤ人など必要ない」と言って、ベジータが仲間のナッパを殺してしまうシーンがあるが、これは「働けない日本人など必要ない」と言わんばかりに自殺する日本人の姿と重なる。
海外では、日本人は実年齢より若く見られがちで、スーパーでアルコールを買うときや、パブやクラブに入るとき、身分証明書(ID)の提示を求められることは珍しくない。これも、「日本人は労働民族だ。労働のために若い時代が長いのだ」とすれば納得する。(笑)
原作で「サイヤ人は死の淵から立ち直るたびに強くなるのだ」とあるが、上司から大声で叱責され、客からは理不尽なクレームで罵倒され、連日連夜の残業で、身体的にも精神的にも追い詰められることで、日本人の労働力は上がっていくのだろう。(笑)
みんな、オラに元気を分けてくれ
平均的なシャカイ人の労働力はフリーザ、社畜ならセル、大手ブラック企業の社畜ならブウ並の労働力がありそうだ。私みたいな「労働力5のゴミ」では、とても太刀打ちできない。(笑)
原作では、ミスターサタンという世界的英雄がいて、彼の呼びかけで、世界中の人々が手を挙げて、元気玉に力を与え、魔人ブウを倒してハッピーエンドとなった。アニメやゲームでは、たった1人のヒーローが、仲間と協力して悪を打ち負かして世界を救うというのは王道だが、現実社会にそのような都合のよいヒーローなど存在しない。
WE GOTTA POWER 〜 ハチャメチャが押し寄せてくる
元祖『ドラゴンボールZ』のブウ編OP。
ドラゴンボールZ OP2 「WE GOTTA POWER」 - YouTube
ハチャメチャが 押し寄せて来る
泣いてる 場合じゃない
♪〜略〜♪
夢中になれる モノが
いつか君を すげぇ奴にするんだ
日本にも、少子高齢化・人口減・経済衰退といった極めて現実的な人類未踏のハチャメチャが押し寄せてくる。嘆いている場合じゃない。悟っている場合じゃない。日本がダメなら、海外があるじゃないか。
シャイな日本人から、勤勉で謙虚ながらも、自信と向上心あふれる「日本人改」になって、
WE GOTTA GO ABROAD!!!
Dragon Ball (Japanese Format) (Dragon Ball Z, 1)
- 作者: Akira Toriyama
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『ドラゴンボールZ』のコミックス英語版。英語の勉強にオススメ。