今日から3月、陽暦では春である。春と言えば、出会いの季節だ。来月の新年度からは、進学・就職などで新生活が始まる人も多いと思う。そんな新年度を前に、今回のエントリーでは、非モテのくせに僭越ながら恋愛について書いてみた。タイトルでは「彼女の作り方」になっているが、「彼氏の作り方」にも共通する。
その一:彼氏・彼女を作るには、出会いの数を増やす
昨年のバレンタインデーのエントリーで書いたとおり、彼氏・彼女を作るには、何人の異性と出会ったのかにつきると思う。モテる・モテないの違いは、出会う人の中で好意を抱いてくれる人が30人に1人か、100人に1人かの違いに過ぎない。分子が0というのはありえない。では、どうすればいいのだろうか?分母を増やせばよいのである。つまり、たくさんの人と出会うことだ。
空き時間の大半をスマホと睨めっこして過ごしているようであれば、せっかくの出会いに気付かないかもしれない。1000キロ離れた見ず知らずの人とのSNSに夢中になるあまり、半径10メートルにあった出会いを見逃すという「灯台下暗し」の見本にならないように。
その二:最低限の身だしなみは必要
ファッションセンスは、恋愛において、あまり重要なウエイトは占めない。だからといって、無頓着なのも困りもの。ファッション雑誌の「モテる男のファッション」みたいな記事を真に受けて、ファッションに多額のお金を注ぎ込むほどファッションにこだわる必要はないが、最低限の身だしなみは必要だ。
例えば、あなたがある会社の社員として、バイトの面接を担当することになったと仮定してみよう。ぼさぼさの髪、無精髭、穴が空いたジーンズ、よれよれのTシャツ、ボロボロのスニーカーという出で立ちで来た人に好印象を持つだろうか?
恋愛においても同じ。常日頃から、だらしないと思われない清潔感のある服装を心がけていればいいのではと思う。
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その三:日頃の行いをよくする—人は見ていないようで見ている
世間を騒がせるような事件が起きると、マスコミは地元の関係者を取材する。取材を受けた人は、口々に「まさかあの人が」「存在感の薄い人だった」といった反応を見せる。「最近の日本人は他人に無関心だ」と言われるが、見ていないようで見ているものである。
私が中学生の頃、ホームルームで「真面目な人」「優しい人」「明るい人」といった項目でいくつかのアンケートで取り、後日学級通信のプリントでトップ3まで発表された。私自身は、パッとしない大人しい生徒であったが、なぜか2つにランクインした。友達からは「何でお前が」と不満げに言われたけど。見られていないようで、見られているものなのだなぁと改めて思った。
私の友人が家に来たとき、上がると同時に脱いだ靴をすぐにそろえたのを見て、親が「○○君ってお行儀がいいのね」と感心していた。
他にも、後の人のために他人であってもドアを持っていてあげる、クルマの運転中に他の車や歩行者への気配りができる、電車・バスで必要な人がいればすぐに座席を譲るといった行動が取れるというのは、端から見ていても人間性の高さを感じる。海外では当たり前でも、日本ではなかなかできない人が多いだけに。
些細なことかもしれないが、日頃の行いというのは、極めて大切だと思う。その日頃の行い1つで、他人の自分に対する人間性の評価は、上がったりも下がったりもする。
仮に、あなたの友達の友達が「誰かいい人いないかなぁ」と言ったとき、紹介されたり、推薦されたりする可能性もぐっと高くなる。あなたを褒める言葉と一緒に。
逆に、優柔不断だったり、店員に高圧的に接したり、ヘイトスピーチをしたりといったことは、失点になることは言うまでもない。
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その四:一番大切なこと—第一歩を踏み出す勇気
パートナーを見つけるのはもちろんのこと、海外に飛び出すにも、新しい友達を作るにも、共通していること—それは、ほんのちょっぴりの勇気を持つことだ。
自分の殻を破って、外に飛び出さないことには何も始まらない。
とは言っても、街中で見ず知らずの人に声をかけるのは、なかなかできることではない。しかし、職場・学校・サークル・飲み会などのような場であれば、比較的話しかけやすいのではないだろうか。いきなり恋人候補にするのではなく、友達になろうぐらいの心づもりでいいのではないかと思う。
恋愛ゲームでは、かわいい女の子が告白してくれるというパターンが多い。しかし、現実社会では、よほどのイケメンでもない限り、女から男に告白することはほとんどない。女が男を好きになっても、男の方から誘うように持っていこうとする。仕事においては男女の差はなくなりつつあるが、プライベートでは男がリードするというのは古今東西変わらない。
七転び八起きでGO
ノーベル賞を受賞した田中耕一さんは、結婚に至るまで20回以上も見合いしたそうだ。*1 街で見かけるカップルも、もしかしたら99回振られて、100回目で成就したのかもしれない。
失敗を恐れずに、前に進む勇気を持とう。失敗したらしたで、何がマズかったかを考えて、次に生かせばいいじゃないか。別に命を取られるわけではないのだから。
勇気—少年漫画やゲームでよく使われる言葉だが、そういったもので育った私たちにこそ今、最も必要なものなのかもしれない。
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