だから僕は海外に出る、さあ君も

「日本って何か変だなぁ」という疑問を胸に、思い切って海外脱出した著者が、海外からの視点で日本の社会問題や海外脱出アドバイスを綴るブログ。日本の奴隷的な長時間労働にうんざりしている人、ナショナリズム台頭・人口減・財政難の日本の行く末を危惧している人、協調性という名の同調圧力に耐えられない人、とにかく自分の殻を破ろうと思っている人、そんなあなたに『海外に出ること』を選択肢の1つとして提案する。

だから僕は海外に出る、さあ君も - ニートのガラパゴス日本脱出日記

ガラパゴス化している日本の奴隷的な労働環境と保守的な社会構造に適応できずに海外脱出したニートが海外視点で綴るブログ

仕事なんかクソだろ? 就活やめて日本を出よう! 奴隷やめて海外に出よう! 語学を学び世界に出よう! 「仕事なんてクソだろ」が売り文句の「ニートの海外就職日記」に影響を受けた、あるニートのブログ

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「リア充爆発しろ」って言うけど、本当はリア充になりたいんでしょ!?

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非リア充を自認する人に向けて書いた、耳が痛くなるかもしれないエントリー。

「リア充爆発しろ」……ネットでよく見かけるフレーズだ。Googleの検索語入力欄で「リア充」と入れると、サジェスト機能が「爆発しろ」「死ね」といった穏やかではないキーワードを出してくる。

「リア充」の検索サジェスト

リア充」の定義

そもそもリア充とは、どういう意味なのだろうか?新語に強い大辞林から引用してみよう。

リアじゅう【リア充】
ネット利用者が使う俗語で,現実(リアル)の生活が充実している様子。またその人。ネット生活が充実している一方,仕事・生活・恋愛などに充実感のない人が多く用いる。文脈により嫉妬・羨望・自虐・揶揄・冗談などのニュアンスを伴う。「―には分からんだろ」⇔ネト充
スーパー大辞林3.0©Sanseido Co.,Ltd. 2010

これが権威ある大辞典における「リア充」の定義である。

それは分かった。だけど、なぜリア充が爆発しなきゃいけないんだ?「死ね」ってリア充がいったい何をしたの?リア充に殴られたのか?いや、そんなはずはない。

家族リア充は、誰かに迷惑をかけているのではないのだから、スルーすればいいじゃないか。でも、スルーできないということは、羨望しているのではないだろうか?本当は、あなたもリア充になりたいのではないだろうか?

友達と飲みに行ったり、遊びに行ったり、上司から褒められたり、恋愛したり、結婚したりして、リアルを充実させたいというのが本音じゃないだろうか?

実際、楽しいわけだから。

「人間関係が煩わしい」「恋愛すると自由がなくなる」「お金がもったいない」という声もあるが、リア充云々と言っている人が言っても、強がりにしか聞こえない。

なぜ、リア充になれない、いや、なれなかったのだろうか?

嫌なことから逃げて逃げて逃げまくって

人生には幾度と「ここ一番」という時がある。

  • 部活・サークルは、運動部にするか、文化部にするか、それとも入らないか。
  • 学業で、スランプに陥ったり、誘惑に負けそうになったりしたとき、あきらめず勉強して志望校合格を目指すか、それとも志望校のランクを下げるか。
  • 好きな人を勇気を持ってデートに誘うか、それとも断られることを恐れてやめておくか。

などなどだ。

ベターな方より楽な方を選んだ、嫌な決断を先送りした、勇気が足りなかった、意志が弱かった、他人の声を軽んじた、そういったことの繰り返しで、人生はどんどん悪い方に傾いていく

気が付けば非リア充

そして、気が付いたら、ネット漬けの毎日を送っていて、

「リア充爆発しろ」と自分より幸せそうな者を妬み、自分より下と見なした者を差別したり蔑視したりすることで、優越感に浸り、自尊心をかろうじて保っている…。

という自分がいる。これが非リア充の現実ではないだろうか。

暇さえあれば、動画サイトに張り付いたり、掲示板やSNSで「リア充がー」「在日がー」「バレンタイン粉砕!」「近頃の女は…」「最近の男は…」などという書き込みを繰り返したりしても、自分が非リアでなくなるわけではない。

リア充ライフが満喫できるのは若いうちだけ

非リア充が、リア充になれるのは、基本的に若いうちだけであると思う。老いれば老いるほど、難しくなっていく。

海外に行くにも、ワーホリには年齢制限がある。日本にいるにしても、同世代の友達は、みんな結婚していく。どれだけ仲が良くても、結婚すると会う機会がめっきり減る。新しい友達を作るにも、一世代も年が離れた人と友達になるのは容易なことではない。(年代による階層化が進んでいる日本ではなおさら)

若ければ、平日の昼間に私服で繁華街を歩いていると、キャッチから「学生さん?」と声をかけられる。しかし、歳を取ると、声をかけてくるのは、警察官になる。目的は職質である。*1 住宅街を歩いていたら、それだけで不審者扱いされる。*2

さらに、歳を取れば、体力も精神力も衰えてくる。

恋愛しようにも、対象から外されやすくなる。

その結果、ますますネットに籠もりがちになる。

子供の頃のあなたが、今のあなたを見たとしてどう思うだろうか?

「どうせオレなんて……」「ボクなんかと付き合ったら……」「格差社会なんだから、しょうがないだろ」「海外なんて無理。英語もできないし……」という声もあるのは百も承知だ。

想像力を働かせてみてほしい。まだ小さい子供だった頃のあなたが、今のあなたを見たと仮定して、どう思うだろうか? 何て言うだろうか?

きっと、こう言うのではないだろうか—「弱虫!」と。

あなたより学歴が下の人でリア充なんてごまんといる。あなたの同級生で結婚している人もいる。大切な人を突如理不尽に失いながらも、悲しみを乗り越えようとしている人もいる。中東で戦火に怯えながらも必死に生きようとしている人だっている。

  • 非正規雇用が3割を超えたといっても、7割の人は正規雇用。
  • 生涯未婚率が3割を超えるといっても、7割の人は結婚する。
  • 30代男性の25%が異性との交際経験がないといっても、7割超の人は経験している。

だったら7割の仲間入りをすればいいじゃないか。

自分の人生は、自分で切り拓いていくもの。

地球は「行動の星」だから、動かないと何も始まらないんだよ。

地球は「行動の星」だから、動かないと何も始まらないんだよ。

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©2018 だから僕は海外に出る、さあ君も by 佐野由自