就活生の人も、会社勤めの人も、会社の人から一方的にFacebook(FB)の友達申請をされて断るに断れないという人が多いのではないだろうか?望んでもいないのに、会社の人とFBで繋がると、そのとたんに居心地が悪くなる。見られたくもないプライベートな写真を見られたり、イイネを強要されたりとあまりいいことはない。
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「Facebookは使っていません」と言い切る
もし、「友達」にしたくない人から、FBの話題を振られたら、FBを使っていないで通すことだ。「いやー、僕(私)はFacebook使ってないんですよ」でOKだ。FBを使っていないと嘘を付いた以上、使っていることはバレないようにしなければならない。
名前を変える
名前を変えるのが一番手軽かつ効果的だ。FBは実名登録が基本だが、実名で使っていない人も2割いる。登録にあたって、本人確認を求められることはない。明らかにニックネームと分かるような名前ではなく、友達にだけ分かる名前にするというのもありだろう。私の周りの外国人の友人も、実名を使っていなかったり、就活の場合は変えたりするといったケースも耳にする。
- 漢字とカタカナは登録しない
- ローマ字登録でも読み方や表記法を変えてみたり、わざとスペルミスをしたりする (例:Erika→Erica、Yuki→Hyuki、Joiji→George、Hiroshi→Hirosy)
- イングリッシュネームにする
- 旧姓やその頭文字をミドルネームを入れる
- 下の名前はそのままで名字だけ変更する
※名前の変更は自己責任で行ってください。
個人情報は親しい友達のみに
出身地、現住所、最寄り駅、生年月日、学校名を不特定多数に公開するメリットは少ない。それらは、親しい友達のみに公開する。
- 「友達」申請を受け付けない設定にする
- やむを得ず「友達」になった人は制限リストに追加する
- 親しい友達以外は「知り合い」に分類し、知り合いに分類した人からはプライベートな写真が見られないように設定する
FBのIDにも注意するのを忘れないように。FBの自分のページのアドレスは、初期状態では、facebook.com/taro.nippon のようになっている。いくら名前を変えても、この部分がそのままでは、このIDから見つかってしまう可能性がある。
登録に使うメールアドレスは使い分ける
メールアドレスを複数持ち、友達・家族用、ネット通販用、就活用、メルマガ用などと使い分けよう。Gmailの場合、メールアドレスの@より前の部分に"+好きな英数字"を付けても、特別な設定なく受信できる。さらに、スマホのGmailアプリならば、メール受信と同時に着信音が鳴るので、キャリアメールとほぼ同様の使い勝手を実現できる。
たとえば、Gmailのアドレスが taro.nippon@gmail.comであれば、
- taro.nippon+shukatsu@gmail.com
- taro.nippon+facebook@gmail.com
- taro.nippon+family@gmail.com
- taro.nippon+amazon@gmail.com
といった感じで分ければよい。残念なことに、"+"が含まれているメールアドレスを受け付けないサイトもあるので、そういった場合はYahoo!メールを使って、Gmailに転送するのもありだろう。
プロフィール写真に顔写真は登録しない
FBのプロフィール写真は不特定多数が閲覧できる。はっきり識別できる顔写真を使わないことを提案したい。
日本の履歴書には顔写真を貼付することが一般的なので、名前を隠していても、顔写真から本人を特定される可能性がある。
どうしても登録したければ、集合写真を使う、加工してぼかす、顔が小さく写っている写真を使うなど顔がはっきりと識別できないような写真を使う。友達からしか見えないページにだけ顔が分かる写真をアップロードすればよい。
見られたくない知人に、特定されるのを防ぐためなら、プロフィール写真の服装や持ち物にも気を付けよう。顔ははっきり分からなくても、服装と持ち物で本人と特定されては意味がない。
このエントリーでは「会社の人と距離を置くためのFB設定法」としてお送りした。あなたのFBページは、あなたのもう1つの名刺でも履歴書でもないはずだ。
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