もうすぐ1月も終わりを迎えようとしている。早くも2014年の12分の1が終わるわけだ。あなたが目標をもっているなら、予定通りに進んでいるだろうか。
私は前回のエントリーで、目標を立てるときは10年先を見据えて、明確な目的を持って立てるのがよいと書いた。また、挫折は自分の怠け心という感情に負けてしまった結果だとも書いた。しかし、自分の感情に打ち勝てるほど意志が強い人はそう多くはない。「禁煙するぞ」と言いながら、なかなか禁煙できない人が多いのと一緒である。
そこで、目標を立ててから、モチベーションを維持するための方法を紹介しよう。
1. 目標は段階別かつ具体的に立てる
受験生であれば、3年生の冬にある入試を突破するという非常に分かりやすい目標がある。周りの友達も目標は同じだ。しかし、大人になってから始めることには、そういった明確な目標はない。だったら自分で実現可能で具体的な目標と期限を作ろう。英語の学習であれば「半年以内に英検2級に合格する」、海外脱出であれば「今年の夏にまずワーホリで渡航する」といった感じだ。
目標と期限を設定しないと、だらだらとしてしまい、時間だけが無駄に過ぎていくということになりかねない。ただ、あまりに無茶な目標を設定すると、挫折の元になるので、無理のない目標を立てよう。
目標は、最終目標、中間目標と当面の目標といったように段階に分けて立てるとよい。
- 最終目標…永住権取得 (5年から10年以内)
- 中間目標…就労ビザ取得 (1年後から3年以内)
- 今の目標…英検2級取得(6月)、まずワーホリで渡航(7月)、渡航費用100万円(6月まで)
大学受験と違って一発勝負ではないので、目標にはある程度の余裕を持たせるようにしよう。50%できれば及第点、80%もできたら十分といった感じだ。
2. 目標を可視化する
目標を可視化することは、モチベーションを保つ助けになってくれる。
海外脱出によるワークライフバランス実現が目標なら、ビーチでバカンスを楽しんだり、旅行者として日本を訪れたり、幸せな家族生活を送ったりして、ワークライフバランスの取れた幸せな人生をイメージさせるような写真を、目の付きやすいところに貼り付けておく。さらに紙に「ブラック企業なんてクソ喰らえ!絶対に海外脱出してまっとうな人生にしてみせる!2014年2月1日」と大きく書くのも悪くない。朝起きたときや、スランプに陥ったときに、それらを見ることでやる気を取り戻させてくれる。
よく受験生が「必勝」「絶対合格」と書いたものを貼り付けているが、単純に「絶対合格」だけだと動機付けが弱いと私は感じてしまう。合格した後に待っている価値あることを想像させる物(例えば楽しそうな大学生活を送っている写真)も一緒に貼り付けると、より効果的になるだろう。
3. 友達や家族に話をする
スケジュールを立てたら、そのことを親しい友達や家族に話そう。SNSで宣言するのもありだろう。海外に行く理由を熱く語るのだ。一度話すと、何かの節に「調子はどう?順調?」と聞かれることになり、それがプレッシャーとなる。挫折しかければ、励ましてくれるだろう。
あなたが、普段から有言不実行の口先人間になってしまっている時には使えないが。(笑)
目標が海外渡航で、家族から反対されそうな時には、直前まで黙っておくか、説得力ある理由を考えておくのも忘れないように。
4. 仲間を見つける
中高生の頃はクラスメートという仲間がいて、目標は同じだった。しかし、大人になってからは、そういった仲間はいない。それゆえ、語学や資格取得のための勉強でも、孤独になりがちだ。だったら、志を同じくする仲間を見つけよう。海外脱出が目標であれば、留学やワーホリ関連のイベントに出ると、同じ目標を持った仲間がいる。ネットを使って探すのもありだろう。彼らと親しくなることで、情報交換ができると同時に、互いに切磋琢磨することで、より目標達成への努力もはかどるだろう。
「青春」—サミュエル・ウルマン
最後に有名な詩を引用しておこう。
青春とは人生のある期間ではなく心の様相を言う。
豊かな想像力、強い意志、燃えさかる情熱、ひるまない勇気、果てしない冒険心。
こういう様相が青春なのだ。
年を重ねただけで人は老いない。夢を失った時に初めて老いる。
歳月は皮膚のしわを増すが、情熱を失う時に精神はしぼむ。
苦悶、懐疑心、不安、恐怖や失望、こう言うものこそがあたかも長年月の如く人を老いさせ、精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう。
歳が70であろうと18であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。
曰く「驚異えの愛慕心」空にひらめく星晨、その輝きにも似たる事物や思想の対する欽迎、事に處する剛毅な挑戦、小児の如く求めて止まぬ探求心、人生への歓喜と興味。
人は信念と共に若く
人は自信と共に若く
希望ある限り若く 疑惑と共に老いる
恐怖と共に老いる
失望と共に老い朽ちる
大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、偉力と霊感を受ける限り、人の若さは失われない。これらの霊感が絶え、悲歎の白雪が人の心の奥までも蔽いつくし、皮肉の厚氷がこれを固くとざすに至ればこの時にこそ人は全くに老いて神の憐れみを乞う他はなくなる。Youth - by Samuel Ullman (英語原文)
Good luck!!
- 作者: デールカーネギー,Dale Carnegie,香山晶
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