先日「少しでも海外脱出・海外生活に興味があるなら今決断しよう」というエントリーを書いた。今回のエントリーはその続きである。
海外に行くぞと決断したら
海外に行くぞと決断したら、次はどこの国にどのビザで行くかを決めよう。“お試し”海外生活なら、ワーホリビザ(18歳〜30歳限定)か、学生ビザでの語学留学という形を取ることが多いだろう。英語圏でワーホリが使えるのは、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、英国、アイルランドと香港である。
行きたい国が決まっていなければ、旅行ガイドやネット上の情報を参考に決めればよい。海外旅行ガイドの定番本といえば「地球の歩き方」シリーズである。古い年のものであれば、ブックオフ、ヤフオクやAmazonマーケットプレイスで安く手に入る。買うのが億劫ならば、図書館に行けば無料で借りられる。
渡航先が決まったら、親にも報告しよう。もちろん、あなたは大人なので、渡航するのに親の承諾なんて必要ない。しかし、あなたが海外に行くと決断したことを身近な誰かに話すことは、実現に向けた大きな一歩となる。
H 成功する留学 ワーキングホリデー完ペキガイド (地球の歩き方 成功する留学)
- 作者: 地球の歩き方編集室編
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド・ビッグ社
- 発売日: 2012/12/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
フィリピン留学
ここ数年で脚光を浴びているのが、フィリピンへの英語語学留学だ。フィリピン留学は、留学や海外生活というより、合宿といった方が適切かもしれない。寮と語学学校が併設、もしくは一体化しており、1ヵ月10万円〜15万円で、英語レッスンと食事が付いているのが基本だ。料金は部屋の人数と1日当たりのレッスン時間で変わってくる。私は個室を強く推奨する。(理由は後日に別エントリーで)
ビザは観光ビザ(事前取得不要)で入国して、フィリピン国内で延長を繰り返すことになる。寮に空き部屋があり、航空券さえ取れれば、直前でも間に合う。
お金に余裕があるか、欧米での海外生活を始める前に十分な英語力を身につけたいなら、フィリピン留学はおすすめだ。2013年11月現在、台風30号の被害が大変だが、フィリピン全土が被災しているわけではない。被災地域でなければ、それほど心配する必要はない。
- 作者: 太田英基
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2011/07/28
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 293回
- この商品を含むブログ (23件) を見る
海外脱出にかかる費用はいくら?お金がないならバイト
欧米先進国での海外生活に最低限必要なお金は、往復の航空券代+海外旅行傷害保険代+当面の生活費である。金額にして最低でも50万円といったところである。できれば100万円は用意したい。語学学校に留学するのであれば、1ヵ月あたり10万円が追加される。
「海外脱出したいけど、お金がない」というのであれば、バイトすればよい。半年程度みっちり働き、日常生活では倹約を心がければ、比較的短期間で海外生活に必要な費用を貯められる。
実家から通勤できればそれにこしたことはない。地方に住んでいて、仕事が見つかりにくかったり、賃金が安かったりというのであれば、寮付きのバイトを探そう。寮付きのバイトでも、3ヵ月程度の短期から募集しているものがある。わざわざ部屋を探さなくても、カバン1つで赴任できる。
多少仕事がキツくても短期間で稼ぎたいなら、自動車メーカーの期間従業員になるという手がある。2013年11月18日現在、トヨタとホンダが大々的に募集している。各地で面接会が開かれているので、興味がある人は期間従業員案内(トヨタ)・期間従業員募集(ホンダ)を確認してみてはどうだろうか。
バイトであっても、勤務先には、馬の合わない同僚や、偉そうな上司がいるだろうが、我慢料だと考えればよい。わずか数ヵ月の辛抱だ。(参考エントリー:生きがいは仕事にではなくプライベートに求めよう)
実現に向けて動きだそう
「日本でも人見知りがちなのに…」「英語が苦手でほとんど話せないのに…」と言って、二の足を踏む人もいるだろう。海外脱出に何より大切なことは、費用やビザといった目に見えるものではなく、「自分の道は自分で切り開いていく」という主体性と「できるんだ・やってみせる」という自信である。それさえあれば、先に述べた心配事なんて杞憂だ。海外脱出した後は、「案ずるより産むが易し」ということを実感するだろう。
このブログは、あなたにきっかけを与えることを目的なので、ビザの申請方法や必要な物を具体的に列挙していくつもりはない。
海外脱出を決めたら、今日か明日の仕事・学校帰りに大きめの書店に行って、渡航先の留学・ワーホリ関係の最新の本を一冊購入することをお勧めしたい。ネット上の情報より、書籍の方が網羅的に情報が掲載されている。ビザの発行要件は、毎年変わることが多いので、古書ではなく、発行年度が新しい最新版を買うことがお勧めだ。
出発まで半年程度を見ていても、あっという間だぜ。
※下は本の一例。カナダならカナダのワーホリ・留学本を、イギリスならイギリスのワーホリ・留学本を買おう。
オーストラリアdeワーキングホリデー 最新版 (この国deワーキングホリデーシリーズ)
- 作者: 小野田宗高(SOH)とワーホリ仲間たち
- 出版社/メーカー: イカロス出版
- 発売日: 2012/12/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る