だから僕は海外に出る、さあ君も

「日本って何か変だなぁ」という疑問を胸に、思い切って海外脱出した著者が、海外からの視点で日本の社会問題や海外脱出アドバイスを綴るブログ。日本の奴隷的な長時間労働にうんざりしている人、ナショナリズム台頭・人口減・財政難の日本の行く末を危惧している人、協調性という名の同調圧力に耐えられない人、とにかく自分の殻を破ろうと思っている人、そんなあなたに『海外に出ること』を選択肢の1つとして提案する。

だから僕は海外に出る、さあ君も - ニートのガラパゴス日本脱出日記

ガラパゴス化している日本の奴隷的な労働環境と保守的な社会構造に適応できずに海外脱出したニートが海外視点で綴るブログ

仕事なんかクソだろ? 就活やめて日本を出よう! 奴隷やめて海外に出よう! 語学を学び世界に出よう! 「仕事なんてクソだろ」が売り文句の「ニートの海外就職日記」に影響を受けた、あるニートのブログ

労働・サービス残業・ブラック企業・社畜・ワークライフバランス・海外脱出・日本脱出・英語・留学・人生・恋愛・政治・社会・日本・ニート・フリーター・貧困・ネット・IT

個人主義のあなた、今こそしよう海外脱出

スポンサー広告

先日、「海外脱出は100%正しい」という記事を書いた。「海外脱出は100%正しい」に帰着するのは同じだが、今回は、別の視点から書いてみようと思う。

僕は「個人主義」です

私(ブログ著者)は、プロフにも書いてある通り、個人主義者(individualist)である。

日本で個人主義は、しばしば利己主義と混同されるが、まったくの別物だ。

こじん‐しゅぎ【個人主義】
(individualism) 個人の自由と人格的尊厳を立脚点とし、社会や集団も個人の集合と考え、それらの利益に優先させて個人の意義を認める態度。ルネサンスおよび宗教改革期における個人的・人格的価値の発見により自覚され、社会の近代化の進行に伴って普及するに至った。俗に、利己主義(egoism)と同一視されるが、基本的に別である。
広辞苑 第六版 ©2008 株式会社岩波書店

私は、物心ついたときから、いわゆる「空気を読む」のが苦手だった。より正確には、空気は読めるのだが、空気を読んで不本意なことに同調するのはすごく嫌だった。

学生時代に受けたリクルート社の適職診断では、「自立志向が強く、起業家向け」といった結果が出された。最近、ネットの性格診断を試してみても、「個人主義指向が強い」という結果が出てくる。

私自身も個人主義であると思っているので、自他共に認める「個人主義者」である。

日本は「集団主義」です

他方、日本は集団主義である。

「集団主義」という言葉は辞書にはなかったが、定義づけると、「自分の意志よりも、集団の意志を尊重する考え方」であろう。もっとも、日本の集団主義は、今に始まったことではなく、農耕民族という日本の文化的要因に起因する。(それについては長くなるので割愛する)

集団主義と個人主義の関係は、まさに「水と油」である。決して混じり合うことはない。

集団主義の人から見れば、個人主義の人はどのように見えているのだろうか? 逆に、個人主義の人から見れば、集団主義の人はどのように見えるのだろうか? 以下に簡潔にまとめてみた。

集団主義⇒個人主義 個人主義⇒集団主義
空気が読めない お手々繋いでみんな仲良し
協調性がない 付和雷同してるだけでしょう
自己主張が強い アイデンティティーがない
ぼっちで寂しくないのかな? 群れないと何もできないのかな?
理屈っぽい 論理的思考ができず、感情に流されている
典型的な海外かぶれ 典型的な島国根性

※ 必ずしも「個人主義者=ひとりぼっち」ではないのだが、日本では孤立しやすい。日本の個人主義は「孤人主義」にも通じる。

もちろん、個人主義が良くて、集団主義が悪いと単純に優劣を付けられるものではない。ただ、確実に言えるのは、個人主義と集団主義は、正反対ゆえに、互いに相容れないものだ。

合わない環境に無理にいても幸せになれない

これまで個人主義と集団主義について書いてきたが、あなたはどちらに近いだろうか? おそらく個人主義に近いのではないかと思う。

残念ながら、集団主義の日本では、個人主義を貫くことはなかなか難しい。例えば、「海外では履歴書に写真は貼らないし、パソコンで作るのが当たり前だから」と英文履歴書をそのまま日本語にしたような履歴書を提出すると、十中八九落とされるだろう。プライベートにおいて、「僕ははっきり言うタイプだから」と空気を読まないでいると、孤立していくことになる。つまり、日本社会で生きていく以上、不本意であっても、理不尽なものであっても、日本社会のしきたりに従わなければならない。いや、従わざるを得ない。

自分に合わない社会風土の中で生きていて、本当に幸せになれるだろうか? 答えは、否である。自分に合わない靴を履いていると、足が痛くなってくる。それと同様に、自分に合わない環境にいて、幸せにはなることは難しい。それどころか、どんどんストレスが溜まっていく。

では、どうすればいいのか? 自分の方から、自分に合う環境に行けばいい。それは、何度も言っているように、海外に脱出することだ。

「国」を選ぶ時代が来ている

専攻を自由に選ぶように、人生のパートナーを自由に選ぶように、付き合う友達を自由に選ぶように、あるいは、今日着るTシャツを自由に選ぶように、自分が住む国も選ぶ時代に来ている。国を選ぶ基準は、労働環境、子育て環境、住環境、教育環境、社会保障の充実度、ビジネスのしやすさ、多様性の尊重レベル、治安の良さや民主主義の成熟度などだろう。(逆に、国からすれば、人から選ばれる時代でもある)

日本が良いところは、治安の良さとハイテクトイレぐらいのものだろう。その「治安の良さ」も強い相互監視によるもの。

だから、私は自信を持って言おうと思う。何度でも。

海外脱出は100%正しい」と。

そういう思いがあるからこそ、私は自分のブログに『だから僕は海外に出る、さあ君も』という名前を付けた。

さあ、自由の風に乗って、今こそしよう海外脱出。

自由の風に乗って羽ばたく鳥

今晩(この記事を書いているのは7月7日)は七夕ということもあり、「天」にちなんだことわざを1つ。

Heaven helps those who help themselves.

(天は自ら助くる者を助く)

もちろん、私は海外脱出を押しつけているわけではないので、「日本最高!!」「日本大好き!!」と言う人は、どうぞ日本で末永く幸せになってください。過労死しないように。冤罪に巻き込まれないように。人口減で社会保障はズタズタになっていくと思うので、たっぷり貯金するのも忘れずに。あと、安倍政権には気を付けて。あの人は、危険なウルトラナショナリスト*1*2だから。グッドラック。

僕らはまだ、世界を1ミリも知らない

僕らはまだ、世界を1ミリも知らない

このブログをはてなブックマークに追加  

©2018 だから僕は海外に出る、さあ君も by 佐野由自