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だから僕は海外に出る、さあ君も

「日本って何か変だなぁ」という疑問を胸に、思い切って海外脱出した著者が、海外からの視点で日本の社会問題や海外脱出アドバイスを綴るブログ。日本の奴隷的な長時間労働にうんざりしている人、ナショナリズム台頭・人口減・財政難の日本の行く末を危惧している人、協調性という名の同調圧力に耐えられない人、とにかく自分の殻を破ろうと思っている人、そんなあなたに『海外に出ること』を選択肢の1つとして提案する。

だから僕は海外に出る、さあ君も - ニートのガラパゴス日本脱出日記

ガラパゴス化している日本の奴隷的な労働環境と保守的な社会構造に適応できずに海外脱出したニートが海外視点で綴るブログ

仕事なんかクソだろ? 就活やめて日本を出よう! 奴隷やめて海外に出よう! 語学を学び世界に出よう! 「仕事なんてクソだろ」が売り文句の「ニートの海外就職日記」に影響を受けた、あるニートのブログ

労働・サービス残業・ブラック企業・社畜・ワークライフバランス・海外脱出・日本脱出・英語・留学・人生・恋愛・政治・社会・日本・ニート・フリーター・貧困・ネット・IT

自己啓発書やネット上の成功談をマネてもおそらく成功しない

人生 ライフハック
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自己啓発書

ネット上には多くの成功談やライフハックがあふれ、書店では数多くのビジネス書や自己啓発書が平積みされている。

  • 「ブログで月1万円稼ぐのは超簡単」
  • 「デキるビジネスパーソンがしている10の習慣」
  • 「年収1000万円を稼ぐ人間の仕事術」
  • 「モテ男が実践する8のテクニック」
  • 「男を落とす女子力アップのコツ7つ」

といった具合だ。

有料ネットサロンが軌道に乗っている人は、ネットサロンの良さを喧伝している。

地方移住がうまくいった人は、地方移住を推している。

海外脱出が功を奏した人は、海外脱出の良さをアピールしている。

大学中退で起業して成功した人は、大学なんて要らないと主張している。

成功談とまではいかなくても、自分がやってみてよかったことは他人にも勧めたいという気持ちは理解できる。

そんな他人の成功体験を真に受けて、自分も挑戦してみようとする人もいる。新しいことにチャレンジするのは悪いことではない。忘れるべきではないのは、成功者には何かしらのバックグラウンドがあったということだ。成功者の努力はもちろんのこと、時代、性格、人脈、容姿、才能、運、タイミング、様々なことが複合的かつ複雑に絡み合っていたということだ。そのことを抜きに、表面だけさらっと真似てもなかなか成功は難しい

ブログで月1万円を稼ぐことは……、難しい

「ブログで稼ぐ」を例にとってみよう。

月1万円を稼ごうとすれば、最低でも月間3万以上のアクセスが必要だ。簡単なように見えて、これがなかなか難しい。(まとめサイトのように、パクりまくれば不可能ではないかもしれないが)

ネットを見ていると、SNSや掲示板に投稿されているコメントの大半は、1・2行(100文字程度)と短い。テレビやニュースを見て、短い投稿をしている人が圧倒的だ。多くの人は学校を卒業してからは長い文章を書く機会はない。彼らが、1000文字以上のまとまった文章、それも結構な頻度で書くことができるだろうか。単に文章を書けばいいというだけではなく、読まれる文章、共感される文章を書く必要がある。

政治や社会について鋭い記事を書くならば、前提となる膨大な知識が必要だ。日頃からそれらに興味・関心があり、新聞・書籍で多くの情報に接していなければ、書くことは難しい。一般にアウトプットには、その100倍のインプットが必要であるとされている。(本1冊を書くには、本100冊は読む必要がある)

自分の体験や日常生活をネタにブログを書くならば、相当ユニークな経験をしていて、それを面白おかしく表現できなければ、多くの読者は得られない。多くの人は、有名人でもない見ず知らずの人のプライベートに興味は無いからだ。

他にも、ネタの収集力、ネットの動向を読み取る力、読者とのやり取り、SEOをはじめとするITに関する知識や多種多様なITツールを使いこなす力などが必要になってくる。

SEOやHTMLといったものは少し勉強すれば身につくが、総合的な文章力や知識といったものは、短期間で身につくものではない。

ブログは、稼ぐことではなく、書くことに意義があると思っているので、損得抜きでブログを作るのは私は賛成である。

地方移住は?

次に地方移住を取り上げてみよう。

地方移住の利点として、自然が豊か、物価が安い、食べ物がおいしそう、人が優しいといったことが挙げられる。しかし…、自然が豊かというのは、何もなく不便である。物価が安いというのは、よほど良い職に就かない限り賃金も安い。人が優しいとは、濃密な人付き合いが求められる。…ということである。便利だが、人付き合いが希薄な東京生活に慣れきった人が、一般的に言われている利点や、他人の成功談だけを頼りに、地方移住がすんなり成功するかと言われれば、疑問符が付く。さらに、移住先の住民が排他的であれば、努力したところで溶け込むことは難しい。地域社会に溶け込めないと孤立することになる。(人口減少社会の中、多くの自治体が定住を促進しているが、住民までが移住者歓迎だとは限らない)

移住に成功した人は、「選ぶ地域が悪い」「努力が足りない」と言うかもしれない。その裏には、良いことばかりではなく、その人ならではの事情や、苦労した点があったであろう。その人にとっては小さい問題でも、あなたにとっては大きな問題かもしれない。そういうドロドロした話は、表に出てこないことが多いのが現実だ。(パワハラまがいの嫌みな課長がいるなんて入社するまで分からないのと同じ)

ちなみに、海外脱出だが、当然向き不向きがある。このブログに共感できる人であれば向いているかもしれないが、「仕事=人生は正しい」「客は神様だ」という人には厳しいのではないかと思っている。(海外脱出の難点もそのうち書いていく予定だ)

万能感を捨て、等身大の自分と向き合うこと

自己啓発書や成功談は、その人だからこそ成功した、その時代だからこそ上手くいったということが少なくない。(もし、あなたが故スティーブ・ジョブズのマネをしても、「ただのイヤな奴」である)

だからといって、「何だ、やっぱりダメじゃん!」と最初から諦めてしまうと、何もできなくなってしまう。大切なことは、安易に尻馬に乗らず、世の中の動向と自分自身のパーソナリティーを上手く見極めた上で、自分がやりたいことと、(あまり背伸びせずに)自分に出来そうなことを折り合いをつけて、自分にとって少しでもプラスになる生き方を自分で見つけていくことではないかと思っている。(小中学生であれば「君には未知の無限の可能性がある」と言われて、夢に向かって一心不乱に努力するのもありだろうが)

やたらと煽って高額課金させようとするコンテンツなりセミナーなりがあるが、くれぐれもカモにはされないように。日本人は自己啓発とかライフハックとかが大好きなみたいなので。「あぁ、世の中は上手くいかないものなんだなぁ」ということを身をもって知るための授業料としてならありかもしれないが。

ちなみに、自己啓発書の類は、古典的なものを何冊が押さえておけば十分だろう。『人を動かす』『7つの習慣』など。

「自己啓発病」社会(祥伝社新書263)

「自己啓発病」社会(祥伝社新書263)

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©2017 だから僕は海外に出る、さあ君も by 佐野由自