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だから僕は海外に出る、さあ君も

「日本って何か変だなぁ」という疑問を胸に、思い切って海外脱出した著者が、海外からの視点で日本の社会問題や海外脱出アドバイスを綴るブログ。日本の奴隷的な長時間労働にうんざりしている人、ナショナリズム台頭・人口減・財政難の日本の行く末を危惧している人、協調性という名の同調圧力に耐えられない人、とにかく自分の殻を破ろうと思っている人、そんなあなたに『海外に出ること』を選択肢の1つとして提案する。

だから僕は海外に出る、さあ君も - ニートのガラパゴス日本脱出日記

ガラパゴス化している日本の奴隷的な労働環境と保守的な社会構造に適応できずに海外脱出したニートが海外視点で綴るブログ

仕事なんかクソだろ? 就活やめて日本を出よう! 奴隷やめて海外に出よう! 語学を学び世界に出よう! 「仕事なんてクソだろ」が売り文句の「ニートの海外就職日記」に影響を受けた、あるニートのブログ

労働・サービス残業・ブラック企業・社畜・ワークライフバランス・海外脱出・日本脱出・英語・留学・人生・恋愛・政治・社会・日本・ニート・フリーター・貧困・ネット・IT

「ネットの悪意」の正体と構造

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くだらないことでの炎上・ヘイトスピーチ・誹謗中傷・罵詈雑言・ネット私刑…。ネット上にはありとあらゆる「悪意」があふれている。今回は、その「悪意」の正体と構造について書いてみた。

「悪意」を撒き散らす主体は、…匿名のどうしようもないおっさん

ネットの悪意世間では、ネットで悪態を吐いているのは「中高生から20代・30代の比較的若い世代のうち、学校・社会に溶け込めない男性が中心」という認識が強い。しかし、その正体は「おっさん」である。もちろん、そういうことをする輩は、前述のようなニートを含め、老若男女を問わず存在しているが、中年男性が突出している。(以前は謎に包まれていたが、ビッグデータの分析で明らかになってきた)

今の若い人たちは、もっとマイルドで、政治的にはリベラルである。

※夫婦別姓や同性婚などの保守派が眉をひそめそうなことも、若年層ほど容認する傾向が強い。*1

リア充の若年層は、「マイルドヤンキー」と呼ばれ、中高生時代からの仲間と連んで、贅沢はしなくても、彼らなりに楽しく過ごしている。非リアの若年層は、ネットで気が合う人とだけゆるく繋がっていて、本やゲームや動画で静かに過ごしている。双方とも、ネットを活用しているが、スルーとアンフォローを上手に使いこなしている。そこからは「意に反する意見があれば、見なければいい」「反論コメントを送って事を荒げたくない」という思惑がある。*2 この辺りが草食系とかマイルドとかと言われるゆえんであろうか。

スルーできずに、わざわざ人様のブログやSNSにまで押しかけていって、匿名で汚い言葉をまき散らすのは中年のおっさんが圧倒的だ。*3*4*5 いやはや、困ったものですねぇ。

幸せそうには見えない人たち

具体的にいうと、学歴・所得・配偶者の有無に関係なく、充足感・幸福感を感じていない人たちである。大学を出て、高給取りのホワイトカラーで、所帯を持っている人も少なくない。*6

「えっ!?そんな社会的ステータスが立派な大人が、ネットで匿名で暴れ回っているの?一体何故?」と思う人もいるだろう。おそらく、仕事・家族関連で何かしらの問題を抱えているのではないか。

仕事がうまく行っていなかったり、連日連夜の激務で身も心もぼろぼろになっていたり、人間関係で疲れ果てていたり、独身で結婚は絶望的であったり、既婚でも家庭で妻子から蔑ろにされていたり、子育てが上手くいっていなかったり、親の介護の問題を抱えていたり…。個々人のプライベートを調べる術はないが、事情は様々だ。

首都圏の40代・50代の妻子持ちの男性の約半分が自宅に居場所がない自宅難民である*7というデータがあるが、これも無関係ではないだろう。(新婚当初はラブラブだったのだろうなぁ、入社当時は生き生きしていたのだろうなぁと思うとやるせない気持ちになる)

他者を貶めることが唯一のガス抜き手段

年齢に関係なく、生きていればストレスが溜まる。多くの人は、自分なりのストレス解消の手段を持っている。

若い世代であれば、友達と飲みに行ったり、カラオケに行ったり、スポーツしたり、旅行に行ったりと気分転換の手段はいくらでもある。付き合う人は選べるし、仕事だったら辞めればいい。友達がいなくても、独りで楽しむ「ソロ充」も増えている。

しかし、おっさんは、もう簡単に友達を作れる世代ではない。簡単に逃げられる世代・立場でもない。バブルの華やかな時代が忘れられない。今さら夢を追いかけることも、人生をやり直すだけの気力もない。毎日同じことの繰り返しで歳を取っていくだけである。そんな時、(自分基準のモノサシで)他者を蔑むことは、安価かつ手軽な麻薬のような役割を果たす。いつでもOK・どこでもOK・匿名でOKと三拍子揃ったネットは、それを可能にする強力なツールとなる。

バブル期に自分の能力とは無関係に入社でき、今は妻子から蔑ろにされているうだつが上がらないサラリーマンであっても、「正社員で既婚」という属性だけで、ニート・非正規雇用労働者・未婚者や生活保護受給者に対して、優越感を感じる。プライドもあるだろう。

逆に、自分より上の者には劣等感を抱く。年収・学歴自慢は、ネットでは炎上の鉄板ネタである。(人気ブロガーのイケダハヤトさんも、よくおっさんに絡まれているらしい)

ネットで傍若無人に振る舞うおっさんは、弱者・弱虫・卑怯者

ネットで悪態を吐く層が中年男性が突出してはいるが、すべての中年男性が悪意ある振る舞いをするわけではない。世の中の中年男性の大半は紳士である。悪態を吐いているのはごく一部だ。全体の1%に過ぎないマイノリティーでも、声が大きいだけに目立ってしまう。

私は思う、彼らは弱者であると。例え経済的には弱者ではなくても、精神的には弱者である。弱虫なのだ。弱いから、ナショナリズムにすがる。弱いから、自分より弱い者を叩く。弱いから、自分の間違いを認められない。弱いから、自分の弱さを受け入れられない。

本当に強い人間は、どれだけストレスが溜まっていても、どれだけ不遇でも、どれだけリベラル派に不信感を持っていても、ネット・リアルを問わず、ヘイトスピーチや誹謗中傷はしない。また、本当に賢い人間は、議論をするとき、相手の人格と意見を使い分ける。誰かに意見を言うときも、言葉は慎重に選んでいる。

どうすればいいのか?

小さい子供だったら、言い聞かせることができる。若い世代であれば、リア充にすることでフェードアウトさせることができる。(楽しいことなんていっぱいあるしね)

おっさんの場合は…、説得でどうにかできるものであれば苦労はないし、リア充にすることも難しいし、専門医に診てもらうことを勧めてもプライドが高いだけに逆効果であろうし、どうにもこうにもならない。(該当する人がこの記事を読めば、瞬間湯沸かし器となって私のあら探しを始めることだろう)

結局、私たちにできることはスルーすることである。「あーあ、いい歳こいたおっさんが、○○厨・ブサヨ・ナマポなどと程度の低いネット用語使って匿名で暴れ回ってるよ。それが唯一のストレス発散の手段なんだぁ。俺はこういうおっさんにはならないぞ」と反面教師にするぐらい。

ただ、ネットに横たわる悪意の根底には日本が抱える、止まらない凋落、劣悪な労働環境・家族の問題・親の介護・子供のニートといった数多くの問題が潜んでいることを忘れるべきではない。

呪いの時代 (新潮文庫)

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©2017 だから僕は海外に出る、さあ君も by 佐野由自