だから僕は海外に出る、さあ君も

「日本って何か変だなぁ」という疑問を胸に、思い切って海外脱出した著者が、海外からの視点で日本の社会問題や海外脱出アドバイスを綴るブログ。日本の奴隷的な長時間労働にうんざりしている人、ナショナリズム台頭・人口減・財政難の日本の行く末を危惧している人、協調性という名の同調圧力に耐えられない人、とにかく自分の殻を破ろうと思っている人、そんなあなたに『海外に出ること』を選択肢の1つとして提案する。

だから僕は海外に出る、さあ君も - ニートのガラパゴス日本脱出日記

ガラパゴス化している日本の奴隷的な労働環境と保守的な社会構造に適応できずに海外脱出したニートが海外視点で綴るブログ

仕事なんかクソだろ? 就活やめて日本を出よう! 奴隷やめて海外に出よう! 語学を学び世界に出よう! 「仕事なんてクソだろ」が売り文句の「ニートの海外就職日記」に影響を受けた、あるニートのブログ

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建国記念日に国旗を掲げ盛大に祝うのは海外では普通だけど…

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今日(2月11日)は「建国記念日」である。海外では、独立記念日に当たる。海外では、その国で一番大切な日であり、国を挙げて盛大に祝うのが普通だ。打って変わって日本では、多くの人にとっては普通の休日である。今回は、建国記念日を迎えての雑感を綴ってみる。

この「建国記念日」は、GHQに廃止させられたかつての「紀元節」を復活させたものだ。私は、旧紀元節を建国記念日にするよりも、サンフランシスコ平和条約が結ばれた9月8日を「独立記念日」にした方がよいと思っている。(敗戦国日本が主権を取り戻し、民主主義国家として歩み始めた日として祝う)

「建国記念日」という国の誕生日を大々的に祝わない日本

米国の独立記念日私は、日本にいたとき、外国人の友達と「今日は建国記念日で祝日なんだ」と話したことがある。「わぉ! さぞかし街は賑やかで、お祭騒ぎなんでしょう?」と聞かれたので、私が「普段の休日と何にも変わらないよ。国旗を掲げている家なんてほとんど見ないし、働いている人も普通にいる」と返すと驚かれた。

今日の日本では、祝日に軒先に国旗を掲げている家はめったに見かけない。しかし、祝日に国旗を掲げることは、海外では珍しくもなんともない普通のことだ。まして、建国記念日のような特別な日であれば、なおさらである。

国旗を掲げたらウヨク、人権と叫んだらサヨク扱いの不思議な国

日本では、祝日に国旗を掲げたら、「あそこは右翼だ」とレッテルを貼られかねない。

祝日の国旗掲揚に限ったことではない。「日の丸や君が代を尊重すべきだ」という主張は、多くの場合は右派と見なされる。逆に、日の丸や君が代に反対したり、反戦や人権擁護を唱えたりすすると、左派だと見なされる。

私は、日本に限らず、国民が自分たちの国旗・国歌を尊重するのは普通のことだと思っている。また、外国人であっても、犯罪者であっても、性的マイノリティであっても、人権は尊重されて当然だとも思っている。欧米人なら当たり前のことだ。日本では、右派とされる「国旗・国歌の尊重」も、左派とされる「人権の尊重」も、相反することなく同時に成立している。

愛国心はほとんどの日本人が自然に持っている

日本人サポーター「日本人は愛国心を持っていない」という人がいるかもしれないが、それは間違いである。

2010年のワールドカップの時、私は海外で日本人の友達と試合を観戦した。日本代表がゴールを決めると大きな歓声が沸き上がった。

日本人がノーベル賞を受賞すると、日本中が沸き立つ。メジャーリーグで日本人選手が活躍するたびにニュースになる。今開幕中のソチ五輪でも、日本人選手がメダルを取れば選手の地元はもとより、日本中が大盛り上がりになるだろう。

これらを愛国心と呼ばずして、一体何を愛国心と呼ぶのだろうか?

自民党は愛国心を育むような教育方針を打ち出しているが、愛国心とは決して、上から植え付けられるものではない。自然に備わってくるものである。恋愛と同じように。

もし、日本が嫌いということであれば、五輪やW杯で日本人が活躍しても何とも思わないだろうし、むしろ負けることを期待するであろう。

国旗・国歌を変えるという選択肢

自民党や保守派は反発しそうだが、国旗・国歌を変えるというのもありだろう。国旗・国歌が変わるというのは、頻繁に変わるものではないが、珍しいことではない。

フランス国歌の「ラ・マルセイエーズ」は歌詞が過激だということもあり、変えようという声も度々起こっている。ドイツの国旗は、1949年に制定された。カナダの国旗は、両側に赤い帯があり、真ん中にカエデの図形が描かれている。1965年より使われている。最近では、ニュージーランドが国旗変更の是非を問う国民投票を予定している。

私は、国旗・国歌の変更は、決して突拍子なことではないと思う。

国旗に関しては、複数の図案を出して、1つに絞り込めばよいだろう。国歌に関しては、日本国憲法の理念である「平和主義」や「基本的人権の尊重」を唄う現代文型の分かりやすいものにする。最終的には国民投票にかけたうえで、過半数の賛成を持って、新国旗と新国歌を制定すればよい。民主的な手続きを経て制定した国旗・国歌なのだから、何のしがらみもない。

海外のような「祝日」になる日は果てしなく遠い

私自身は国旗・国歌は日の丸・君が代のままでもいいと思っている。外国人は、日の丸や旭日旗のことをクールだと思っている人も少なくない。

独立記念日の花火五輪やW杯のようなスポーツイベントだけでなく、祝日にも各家の軒先や街角に国旗が掲げられ、国の誕生日とも言える「独立記念日」を国ぐるみで祝う海外を、私はいつもうらやましく思う。

改憲に賛否両派集会、建国記念日 危機感、推進の声 (東京新聞)

あなたには誕生日がある。会社・学校にも創立記念日という誕生日がある。「建国記念日」は日本という国の誕生日である。花火が打ち上げられ、日本の伝統衣装に身を包んだ人が踊りながらパレードをし、国歌が流れる中を国民が国旗を振って、「建国祭おめでとう」「Happy Birthday to JAPAN!!」と祝うような純粋なお祭りになる日はいつのことだろうか。

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