だから僕は海外に出る、さあ君も

「日本って何か変だなぁ」という疑問を胸に、思い切って海外脱出した著者が、海外からの視点で日本の社会問題や海外脱出アドバイスを綴るブログ。日本の奴隷的な長時間労働にうんざりしている人、ナショナリズム台頭・人口減・財政難の日本の行く末を危惧している人、協調性という名の同調圧力に耐えられない人、とにかく自分の殻を破ろうと思っている人、そんなあなたに『海外に出ること』を選択肢の1つとして提案する。

だから僕は海外に出る、さあ君も - ニートのガラパゴス日本脱出日記

ガラパゴス化している日本の奴隷的な労働環境と保守的な社会構造に適応できずに海外脱出したニートが海外視点で綴るブログ

仕事なんかクソだろ? 就活やめて日本を出よう! 奴隷やめて海外に出よう! 語学を学び世界に出よう! 「仕事なんてクソだろ」が売り文句の「ニートの海外就職日記」に影響を受けた、あるニートのブログ

労働・サービス残業・ブラック企業・社畜・ワークライフバランス・海外脱出・日本脱出・英語・留学・人生・恋愛・政治・社会・日本・ニート・フリーター・貧困・ネット・IT

時事ネタ

女性優遇ファシズム─ただし、「お客様としての女性」に限る

ここのところ、日本では「女性専用車両」をめぐって、テレビやネット界隈で揉めにもめている。この問題に関しては、私のブログでは、過去2回ほど取り上げた。1回目『女性専用車両の何が問題か?』では女性専用車両の問題点を、2回目『女性専用車両ではなく混…

女性専用車両ではなく混雑緩和こそが痴漢対策

前々回の記事では、最近話題になっている「女性専用車両」の問題点を取り上げ、男性にとっても女性にとっても差別に当たり、痴漢対策としても何ら意味がないという趣旨の記事を書いた。前々回の記事では、割愛した部分や書き足りない部分があったので、今回…

女性専用車両の何が問題か?

先週金曜日(2018年2月16日)、東京メトロ千代田線で、女性専用車両をめぐって一悶着があった。 ※ 女性専用車両に反対する男性が女性専用車両に乗り込み、トラブルが発生することは以前からたまにあったが、今回は朝日新聞が記事にしたことで議論を巻き起こし…

トランプ大統領はひどいけど、安倍晋三首相率いる自民党も相当ひどいよ

共和党のドナルド・トランプ氏がアメリカ合衆国第45代大統領に就任して、早くも10日が過ぎた。女性蔑視、マイノリティー排除、差別主義、移民・難民排斥、保護主義など、選挙期間中から過激な発言を繰り返していたトランプ大統領は、就任後は次々と過激な公…

WELQまとめサイト騒動に見る劣化した日本のネット

「悪貨は良貨を駆逐する」—これを地で行くような出来事がネット上で起こっている。先日、DeNAが運営する医療情報まとめサイト「WELQ」で、大量の転載記事や虚偽の記事が掲載されていることが明らかになった。私は、日本のネットは劣化したなぁと改めて感じた…

ヘイトクライムのピラミッド—差別と憎悪の裾野が広がっている

先月(7月26日)、神奈川県相模原市の障害者福祉施設で刃物を持った元職員が侵入し、障がい者19人を殺害するという戦後最悪の事件が起きた。この事件は海外でも大きく報じられた。 報道を見ていると、過去に起きた無差別大量殺傷事件と比べられていたが、今回…

政治に関心を持つことはカッコいいこと

今日(7月10日)は参院選の投票日である。選挙権年齢が18歳に引き下げられ、今回の参院選から18歳になった高校生も投票できるようになった。18歳・19歳にかかわらず選挙権を持っている人、是非投票に行ってください。 政治が敬遠される日本 なぜか日本で政治と…

夫婦別姓を認めないのは日本だけ—「今も女性は月である」

元始、女性は実に太陽であつた。真正の人であつた。今、女性は月である。他に依つて生き、他の光によつて輝く、病人のやうな蒼白い顔の月である。偖(さ)てこゝに「青鞜(せいたふ)」は初声(うぶごゑ)を上げた。 元始、女性は実に太陽であつた—今も月である 前…

TSUTAYA図書館でもいいんじゃない

TSUTAYA図書館が物議を醸している。先日行われた愛知県小牧市の住民投票では、TSUTAYA図書館計画が反対多数となった。海老名市では、TSUTAYA図書館をめぐるゴタゴタが続いている。 問題色々、「だからTSUTAYA図書館はダメなんだよ」ではなく… ネット上では、…

「ヘイトスピーチ」の定義—国会周辺のデモはヘイトにあらず

ヘイトスピーチ(ヘイトデモ)を規制する法案が持ち上がっては消えている。ヘイトスピーチの定義と、国会周辺の反原発・反安保法案等のデモとの違いについて書いたブログ記事。

「スマホやめますか」に反発する情報強者気取りの情報弱者たち

「スマホやめますか、信大生やめますか」—信州大学学長の入学式の挨拶が波紋を広げている。 「スマホやめるか、大学やめるか」 信州大入学式で学長:朝日新聞デジタル 「スマホやめますか、それとも信大生やめますか」 新聞に掲載された「スマホやめるか、大…

日本でも同性婚やパートナーシップ(民事連帯契約)を認めればよい

東京都渋谷区が「同性カップル条例」を制定して話題になったが、LGBT(性的マイノリティ)に対する日本の理解も法的対応も、欧米に比べて大きく遅れを取っている。 渋谷区同性カップル条例が成立 全国初、4月1日施行:朝日新聞デジタル 都合がいいときだけ憲…

北陸新幹線開業—人口減なのに新幹線? まだ高度経済成長期のつもりなの?

この週末は、鉄道関連で多くの動きがあった。 寝台特急「トワイライトエクスプレス」と「北斗星」のラストラン、上野東京ラインの開通、東海道新幹線の最高速度アップ、北陸新幹線(長野〜金沢)の開通、そして北陸新幹線の新規開通区間の並行在来線の経営分離…

ネット通販の「送料無料」を支える「残業代無料」、「土日も出荷」を支える「土日も出勤」

ネット通販の急拡大による負担増と人手不足が重なり、ヤマトが100時間のサービス残業したケースがあったというニュースを目にした。 物流パンク、間に合わずドライバーは10万円自腹で配送、ヤマトは100時間サービス残業 - ビジネスジャーナル/Business Journ…

ヤフーとCCCのデータ共有—ビッグデータ活用の説明不足がプライバシー懸念を助長する

ヤフーとCCC(TSUTAYAのTカードを発行会社)が、お互いに保有している利用者の行動情報の共有を発表し、波紋を広げている。当初はIT系ニュースサイトだけで取り上げられたが、NHKや新聞でも報じられた。 ヤフー Tポイントデータ共有 専門家は (NHKニュース) …

PC遠隔操作事件—推定有罪より推定無罪、取り調べの可視化は絶対必要

PC遠隔操作事件で容疑を一貫して否認していた被告が、墓穴を掘り、容疑を認めた。世論が「否認する者は犯人だ」「多少荒っぽいことをしても自白させるべき」という方向に傾くことに警鐘を鳴らす記事。この事件の問題の本質は「被告が否認していた」ことでは…

憲法記念日—知っておきたい立憲主義と天賦人権説

今日(5月3日)は、憲法記念日である。NHKの世論調査によると、改憲必要と不必要の割合は拮抗している。その調査の中で、憲法の基本的な考え方である「立憲主義」をよく知らないと答えた人が51%に上った。 世論調査 憲法改正必要・不必要ほぼ同じ (NHKニュー…

入学式だろうが通常日だろうが有給休暇取得は労働者の権利

埼玉で県立高校教師が勤務先の入学式の日を休んで、自分の高校生の子供の入学式に出席していたことが判明し問題となっている。そんなことに目くじら立てて、ニュースにするなんて日本ぐらいのもの。相変わらず、日本の労働環境や仕事観のガラパゴスぶりを遺…

PC遠隔操作事件—やっぱり日本の刑事司法は中世!トイレは最先端だけど…

PC遠隔操作事件の被告人が昨日(3月5日)、およそ1年ぶりに保釈された。高裁の保釈決定に際し、検察は特別抗告するも、特別抗告する権限のない地検の検察官が抗告したことが分かり、無効となった。そのメンツにだけこだわるお粗末ぶりを露呈した。 日本の刑事…

TPP聖域5品目を固持する自民党と既得権益にこだわる日本の農業

聖域5品目をめぐって、TPPの交渉が暗礁に乗り上げた。世論調査では、TPPへの関税引き下げに応じるべきが65.5%、応じるべきではないが26.2%とダブルスコアを付けている*1にも関わらずである。日本はかたくなに聖域固持する姿勢を崩していない。 TPP合意、先送…

日本みたいな労働者を奴隷扱いする国に移民なんかやってこない

深刻な少子高齢化や、それに伴う人口減問題に関連して、日本への移民受け入れ問題が取りざたされている。 移民で日本の人口1億人を維持できるか ※ 日本の人口「移民で1億人維持可能」 政府、本格議論へ (2014/02/25 朝日新聞) 外国人は日本で働きたがらない2…

PS4発売—日本で据え置きゲーム機の市場が縮小している5つの理由

今日(2月22日)にSONYの新型ゲーム機「プレイステーション4」(PS4)が発売された。しかし、今回はいつもと様子が違う。PS3の時と比べて、盛り上がりに欠けている感は否めない。PS3発売時より価格が安く、アベノミクスによる好況感があるにも関わらず。 かつて…

立憲主義を知らない国家主義政党が「自由民主」なんて名乗るな

自民党の安倍首相が立憲主義を否定するようなことを言った。 安倍晋三首相は12日の衆院予算委員会で、集団的自衛権の行使を認める憲法解釈の変更をめぐり「(政府の)最高責任者は私だ。政府の答弁に私が責任を持って、その上で選挙で審判を受ける」 首相、立…

正に「弱いものいじめ」のいかにも役人的発想の軽自動車税増税

消費税増税に伴い廃止される自動車取得税の代替財源を確保するため、総務省は軽自動車税の増税に向け検討に入った。 業界やきもき 軽自動車増税 好調販売に水差す懸念 (2013/11/10 産経新聞) 地方ではクルマは贅沢品ではなく生活必需品 自動車税の増税と聞け…

成人した子の「親の責任」なんて存在しないし、むしろ親も被害者

次男が逮捕されたことに関して、親であるみのもんたへのバッシングが相変わらず続いている。以前にも「共犯でもないのに犯罪加害者の家族を責める集団主義の村社会・日本」というエントリーで取り上げたが、今回も書いてみた。 ※私はみのもんたのファンでは…

大学入試に人物評価を取り入れれば大学の就職予備校化が加速する

現行のセンター試験を廃止して、新しい「達成度テスト(仮称)」に移行する方針が固まったようだ。達成度テストは、基礎レベルと発展レベルの2つに分かれ、発展レベルのテストでは、結果を1点刻みではなく、一定幅を持つ段階評価とし、受験生は複数回受けられ…

自炊業者を訴えるより、一冊でも多くの電子書籍化を進めるべき

客が所有する紙の本を電子化する「自炊代行」が著作権法に違反すると認め、代行業者に差し止めを認めた判決があった。 自炊代行業者業者を訴えた訴訟 知財高裁でも作家側が勝訴 以前から「ほぼ違法」と言われていただけに、特段の驚きはない。私は、法解釈は…

共犯でもないのに犯罪加害者の家族を責める集団主義の村社会・日本

最近、「みのもんた」の周りが騒がしい。みのもんたの次男が逮捕されたことで、世間の目が次男よりも、みのもんたに集中している。デイリースポーツには「謝罪なし」と見出しにあったが、まるで謝罪するのが当然であるかのような書き方だ。今回のエントリー…

婚外子差別違憲判決—自民党とヤフコメに見る封建的で差別に鈍感な人たち

昨日、結婚していない男女の間に生まれた子(婚外子)の遺産相続分を結婚している夫婦の子(嫡出子)の半分とした民法第900条の規定が、違憲であるとの最高裁の判断が下った。 婚外子相続格差は違憲=「家族形態は多様化」― 民法規定めぐり初判断・最高裁大法廷 …

続・相次ぐ悪ふざけSNS炎上事件とどう向き合うか

悪ふざけによるSNS炎上が止まらない。ほぼ毎日のように起こっている。先のエントリーでは、「いちいち拡散させる必要性はない」と書いたが、今回は別の視点から書いてみた。 ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)作者: 中川淳一郎出版社/メーカー: 光文社…

このブログをはてなブックマークに追加  

©2018 だから僕は海外に出る、さあ君も by 佐野由自