労働問題
東京でサラリーマンになることほどつまらない人生はない。もう少し詳しくいうと、東京にある大企業の総合職ホワイトカラー、中央官僚に公務員として就職することだ。 会社とコンビにセブンイレブン♪ サラリーマンの1日。・痛勤電車に乗る・打ち合わせのため…
今日(2018年4月1日)から、私は東京でサラリーマンとして就職することになった。それに伴い、ブログ名も『だから僕は海外に出る、さあ君も』から『だから僕はサラリーマンになる、さあ君も』に、ニックネームを「ガラニート」から「ガラリーマン」に変更した…
演歌歌手・吉幾三さんの出世作となった『俺ら東京さ行ぐだ』という歌がある。出身の青森県北津軽郡金木町の田舎ぶりをオーバーに歌った自虐ソングだ。発表されたのは1984年だが、吉さんが上京した1968年当時の「なんにもない」ふるさとを歌った曲である。 「…
「仕事=人生」「仕事にやりがいを感じる」「仕事を通じて自己実現しなければならない」──それらは大いに結構なことだ。しかし、あなたがそう感じていても、あなたの周りの人間が同じように感じているかどうかは分からない。だから、そういった「やりがい」…
今の日本を見ていると、そもそも「働くこと」の本当の意味を理解していない人が非常に多いように感じる。今回の記事は、「働くこと」に的を絞って書いてみる。 「働くこと」は、ただの商品売買(商取引)である。メルカリで何かを売るのと同じだ。何を売るのか…
今年もシューカツ(就活=就職活動)という愚にも付かない通過儀礼が始まった。今日も、多くの就活生(=社畜候補生)たちが、没個性なリクルートスーツに身を包み、東奔西走していることだろう。 シューカツで消耗する社畜候補生たち 私は、日本の就活ほどバカ…
前々回の記事では、最近話題になっている「女性専用車両」の問題点を取り上げ、男性にとっても女性にとっても差別に当たり、痴漢対策としても何ら意味がないという趣旨の記事を書いた。前々回の記事では、割愛した部分や書き足りない部分があったので、今回…
目に見えて訪日外国人観光客の数が増えた。増えたのはアジアの人たちだ。欧米語ではない言葉でおしゃべりしながら、スーツケースをガラガラと引いている姿は珍しくなくなった。かつて物価が高い日本に旅行に来られるアジア人は、比較的裕福な人が多かったこ…
何気なくGoogleニュースを見ていたら、「『わざわざ有休取ったのに家にいたの?なら出勤しろ』 部下の休日に口を出すトンデモ上司に震撼」というキャリコネニュースの記事を目にした。以前にもゲームの発売日に有休の是非についての記事があったのを思い出し…
ブログでもたびたび取り上げていることであるが、長時間労働は100%間違っている。それにもかかわらず長時間労働は相変わらずだし、長時間労働を信奉する人も少なくない。この記事では、長時間労働のもたらす弊害を改めてまとめてみた。 長時間労働はあなた…
東京にあるオフィスを退社、時間はすでに夜11時を回っていた。昨日も一昨日も同じ。明日も明後日も同じだろう。連日連夜の残業で身も心もぼろぼろ。電通のことは、とても他人事とは思えない。 そんな状況が続くと、ついつい叫びたくなる。 「もうこんな会社…
日本は完全主義であると思う。1分の遅れも許されない電車のダイヤ、飲食チェーン店の非常に厳しい新人研修などを見ていると。わずかなミスさえ許さない日本の完全主義は度を超しており、それのおかげで多くの人が疲弊しているのではないかと思う。 わずか1分…
この記事でブログの総記事数は100本となる。(よく続いたなぁ) 100記事目ということで、私がブログを書く(海外脱出を勧める)理由について書いてみる。 私がブログを書く理由 私がブログで海外脱出を推す理由は、日本人の海外生活の裾野を広げ、偏狭な価値観か…
「ブラック企業」や「社畜」という言葉が世間を賑わすようになって久しい。労働環境は改善されたのかといえば、改善には程遠い。それどころか、おかしな方向に向かっている。 残業代さえ払えばいいというものではない 「サービス残業が問題なんだろ。要は払…
プレジデントオンラインに「『仕事内容』より『労働条件』ばかりを聞く学生はいらない」という記事が掲載された。 「仕事内容」より「労働条件」ばかりを聞く学生はいらない あなたの出世、採用、給料、リストラはこう決まる【13】:PRESIDENT Online - プレ…
ブラック企業・ブラックバイトや貧困ビジネスなどの問題が取り沙汰されて久しい。ブラック企業や貧困ビジネスが現在の日本にはびこるのは、当たり前のことではないかと私は思う。(もちろんそれらを擁護するつもりは毛頭ない) ブラック企業や貧困ビジネスがは…
今日は4月1日—新年度である。今日が初出勤という新入社員も多いだろう。 入社式には「社会人として……」「経営者目線を持って……」というありがたい説法を聞かされる。会社によっては、マラソン、穴掘り(笑)や自衛隊体験入隊*1といった「これ、仕事とどういう…
ネット通販の急拡大による負担増と人手不足が重なり、ヤマトが100時間のサービス残業したケースがあったというニュースを目にした。 物流パンク、間に合わずドライバーは10万円自腹で配送、ヤマトは100時間サービス残業 - ビジネスジャーナル/Business Journ…
日本の労働環境の酷さは、これまで当ブログで幾度と取り上げてきた。しかし、酷いのは労働環境だけでなく、労働者の待遇にも当てはまる。海外では当たり前だが、日本では未だに実現していない同一労働同一賃金について取り上げる。 同一労働同一賃金とは? …
盆休み真っ盛りである。例年のごとく、「お盆休みを故郷や行楽地で過ごす人たちの帰省ラッシュが今日ピークを迎え…」といったお決まりのニュースが報じられた。数日後には、「過ごす」が「過ごした」と過去形になり、「帰省ラッシュ」が「Uターンラッシュ」…
「ドラゴンボールZ」を題材に、日本のガラパゴス化した労働環境を皮肉るエントリー。
今日(5月1日)はメーデーである。世界的な「労働者の日」であり、80以上の国で祝日とされている。日本では祝日にこそなっていないが、各地でイベントが開かれている。メーデーにちなんで、今回のエントリーでは、労働者の権利の背景について触れたい。 労働者…
埼玉で県立高校教師が勤務先の入学式の日を休んで、自分の高校生の子供の入学式に出席していたことが判明し問題となっている。そんなことに目くじら立てて、ニュースにするなんて日本ぐらいのもの。相変わらず、日本の労働環境や仕事観のガラパゴスぶりを遺…
従業員にサービス残業をさせたり、有給を捨てさせたりしないと会社が回らないという。サービス残業は労働力の窃盗という立派な犯罪だし、有給は労働者に認められた権利である。不法行為をしないと立ち行かない企業なんて欠陥企業だ。欠陥を修復できないなら…
Googleのトップページを開くと、Doodleになっていて、クリックしてみると今日(3月8日)は「国際女性デー」らしい。先のエントリー「『仕事を優先できない=戦力外』な日本社会が女性の社会進出を阻む」に引き続き、女性の社会進出をテーマにしたい。 高等教育…
不安定な非正規雇用、正規雇用であっても低所得者層が増えた。それに合わせるかのように、結婚できない人が増えている。 婚活女性の男性に望む年収は500万円以上 日本では、「男は仕事、女は家庭」に代表される男尊女卑の風潮が根強い。そのため、多くの女性…
深刻な少子高齢化や、それに伴う人口減問題に関連して、日本への移民受け入れ問題が取りざたされている。 移民で日本の人口1億人を維持できるか ※ 日本の人口「移民で1億人維持可能」 政府、本格議論へ (2014/02/25 朝日新聞) 外国人は日本で働きたがらない2…
奴隷という言葉の定義は以下の通りである。 ど‐れい【奴隷】〘名〙 人間としての権利・自由を認められず、他人の私有財産の一つとして扱われた人。労働を強制され、譲渡・売買の対象ともされた。「─制度」◇一つのことに心を奪われ、そのためにだけ行動する人…
寒い日が続いている。ニュースを見る限り、先週末の首都圏は豪雪に見舞われ大変なようだ。そんな中、危険を顧みず出勤しようとする仕事様命の社畜も相変わらずだろう。これは、昨年の台風時に書いたエントリー「台風が来ようが槍が降ろうが命がけで出勤する…
今年は、例年になく台風や豪雨などの自然災害が多い。私が子供だった時、台風が来れば警報が出て学校が休みになると喜んだものだが、社会人にとってはまったく逆だ。休めるどころか、命懸けで出勤しなければ、社会人失格の烙印を押されるからである。 「命」…