ネット
下の画像は、以前に「ネット住人」と何気なくGoogleで検索しようとした結果である。嫌われていることが一目瞭然だ。(「ネット民」「ネット住民」でもほぼ同じ) ネット民──名前欄には「名無し」「通りすがり」といったあからさまな捨てハンや匿名アカウントを…
今の社会を見ていると、まるで川が上流から下流へ流れるように、知識や生き方など様々なものが、より下の方へと向かう頽落現象が起こっているように思える。とりわけネットを俯瞰していると、そういったことが否が応でも目に付く。 物事が進む方向というのは…
「悪貨は良貨を駆逐する」—これを地で行くような出来事がネット上で起こっている。先日、DeNAが運営する医療情報まとめサイト「WELQ」で、大量の転載記事や虚偽の記事が掲載されていることが明らかになった。私は、日本のネットは劣化したなぁと改めて感じた…
先月(7月26日)、神奈川県相模原市の障害者福祉施設で刃物を持った元職員が侵入し、障がい者19人を殺害するという戦後最悪の事件が起きた。この事件は海外でも大きく報じられた。 報道を見ていると、過去に起きた無差別大量殺傷事件と比べられていたが、今回…
ネットの炎上事例は右肩上がりである。炎上させているコメントを含めて、ネットユーザーによる言及は、「ネットの反応」「ネットの声」などと言われている。私はそんなものは、基本的にスルーしてかまわないと思っている。それらは、しょせん観客席のごく一…
人間は容易に分かり合えるものではない。簡単に理解し合えるなら、戦争もテロも起こっていないし、ネット炎上も起こっていない。今の私たちに欠けていることは、「お互いに分かり合えないということを分かり合う」ということであると思う。 現実の世界では価…
何気なくテレビ番組表を見ていたら、外国人が日本を絶賛する番組が目に付いた。一瞬、「まだやってたのか……」と思ったが、これだけ長く続き、複数の局に似たような番組があるということは、そこそこ人気がある証拠なのだろう。 テレビ番組だけではない。ネッ…
歳末の候、ふと、故スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学でのスピーチを思い出した。 「今日が人生最後の日だとしたら、あなたは今日する予定のことをするだろうか?」というフレーズは有名だが、私が気になったのはその後の以下の部分だ。 原文: Your…
くだらないことでの炎上・ヘイトスピーチ・誹謗中傷・罵詈雑言・ネット私刑…。ネット上にはありとあらゆる「悪意」があふれている。今回は、その「悪意」の正体と構造について書いてみた。 「悪意」を撒き散らす主体は……匿名のどうしようもないおっさん 世間…
ネットで見ていると、実に多種多様な人がいることに気付くが、残念な人も少なくない。会社であれば、事前の試験や面接で不適格な人は門前払いにできるが、ネットはそうはいかない。今回は、距離を置いた方がよいネットユーザーについて取り上げてみる。 私が…
「ニュース記事やブログ記事のコメント欄はオワコンである」というイケダハヤトさんの辛口記事が話題になっている。私はこの意見に賛同する。あまりにも‘Spot on!!’だったので、私も久しぶりに記事を書いてみた。 私は、ウェブのコメント欄、特に大手サイト…
以前、あるブログのはてなブックマークのコメントで、そのブログの著者を指して、「お前」「こいつ」と書かかれているのを目にした。ネットでは珍しいことではない。しかし、気の置けない友達同士の会話ならまだしも、見ず知らずの相手を、何の脈略もなしに…
「スマホやめますか、信大生やめますか」—信州大学学長の入学式の挨拶が波紋を広げている。 「スマホやめるか、大学やめるか」 信州大入学式で学長:朝日新聞デジタル 「スマホやめますか、それとも信大生やめますか」 新聞に掲載された「スマホやめるか、大…
非リア充を自認する人に向けて書いた、耳が痛くなるかもしれないエントリー。 「リア充爆発しろ」……ネットでよく見かけるフレーズだ。Googleの検索語入力欄で「リア充」と入れると、サジェスト機能が「爆発しろ」「死ね」といった穏やかではないキーワードを…
ネットユーザーは、大きく2種類に分けられる。「ネットで消耗する人」と「ネットを活用する人」である。 ネットで消耗するネット依存症の人たち 「ネットで消耗する人」とは、暇さえあれば、ネットに何時間も何時間を費やしながら、そのネットでしていること…
のび太の振り見て我が振り直せ—今の社会に通じるところがあるドラえもんの寓話的なエピソードと、それに重なる現実社会の事例を紹介しながら、私たちの誰もが持っている心の闇について語る。
ヤフーとCCC(TSUTAYAのTカードを発行会社)が、お互いに保有している利用者の行動情報の共有を発表し、波紋を広げている。当初はIT系ニュースサイトだけで取り上げられたが、NHKや新聞でも報じられた。 ヤフー Tポイントデータ共有 専門家は (NHKニュース) …
ネット利用は専らスマホのみで、パソコンは使わないという人に向けて、PCが使えることの利点を書いた記事。
ネットは便利だが、しょせんは「手段」に過ぎない。しかし、ネットが「目的」になっている人が少なくない。そういうネットの使い方は時間を無駄である。
客が所有する紙の本を電子化する「自炊代行」が著作権法に違反すると認め、代行業者に差し止めを認めた判決があった。 自炊代行業者業者を訴えた訴訟 知財高裁でも作家側が勝訴 以前から「ほぼ違法」と言われていただけに、特段の驚きはない。私は、法解釈は…
就活生の人も、会社勤めの人も、会社の人から一方的にFacebook(FB)の友達申請をされて断るに断れないという人が多いのではないだろうか?望んでもいないのに、会社の人とFBで繋がると、そのとたんに居心地が悪くなる。見られたくもないプライベートな写真を…
昨日、結婚していない男女の間に生まれた子(婚外子)の遺産相続分を結婚している夫婦の子(嫡出子)の半分とした民法第900条の規定が、違憲であるとの最高裁の判断が下った。 婚外子相続格差は違憲=「家族形態は多様化」― 民法規定めぐり初判断・最高裁大法廷 …
悪ふざけによるSNS炎上が止まらない。ほぼ毎日のように起こっている。先のエントリーでは、「いちいち拡散させる必要性はない」と書いたが、今回は別の視点から書いてみた。 ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)作者: 中川淳一郎出版社/メーカー: 光文社…
前回のエントリーで参照した記事の最初の方に「ソー活先進国・米国」と書いてあったが、米国の就活生はFBを就活に使わない。彼らは、就活のために、わざわざFBに登録している名前を変更したり、プロフィールの公開範囲を狭めている。 海外では就活のためにわ…
最近の就活では、人事担当者は、候補者のFacebook(FB)ページを見ている。担当者によっては「友達」申請までしてくる場合もある。ある候補者は、面接での印象に反して、FBページが盛り上がっていたことから「人望がある」と評価を逆転された。 企業は候補者の…
最近、TwitterやFacebookなどのSNSで、若者が悪ふざけを撮影した写真を投稿し、それが元で炎上するケースが立て続けに起きている。 「最近の若者は……」は今に始まったことではない 記事によっては「若者のモラル低下」と書かれているが、こういった若者の悪…