2016-01-01から1年間の記事一覧
鳥かごの中と外、あなたはどちらを選ぶだろうか? 今ほど、「生きる」ということが重要であるはずなのに、それが意識されていない、あるいは忘れかけられている時代はないのではと、ふと思った。今年最後の日は、より原始的な「生きる」を主題に書いてみる。…
ネット上には多くの成功談やライフハックがあふれ、書店では数多くのビジネス書や自己啓発書が平積みされている。 「ブログで月1万円稼ぐのは超簡単」 「デキるビジネスパーソンがしている10の習慣」 「年収1000万円を稼ぐ人間の仕事術」 「モテ男が実践する…
今日はクリスマスである。日本でクリスマス(イブ)と言えば、「カップルの日」というのが根付いているが、海外では家族と静かに過ごす日だ。イルミネーションで彩られたそれまでの華やかさと打って変わって、店もレストランも休み、鉄道やバスも止まり、街は…
今の社会を見ていると、まるで川が上流から下流へ流れるように、知識や生き方など様々なものが、より下の方へと向かう頽落現象が起こっているように思える。とりわけネットを俯瞰していると、そういったことが否が応でも目に付く。 物事が進む方向というのは…
東京にあるオフィスを退社、時間はすでに夜11時を回っていた。昨日も一昨日も同じ。明日も明後日も同じだろう。連日連夜の残業で身も心もぼろぼろ。電通のことは、とても他人事とは思えない。 そんな状況が続くと、ついつい叫びたくなる。 「もうこんな会社…
日本と海外のメディアの大きな違いの1つは、その匿名指向であると思う。とにかく日本は匿名指向が強い。 医療情報まとめサイト「WELQ」に端を発したまとめサイト問題は、あちこちに飛び火し、多くのサイトが閉鎖・休止する結果となった。質の低いサイトが蔓…
「悪貨は良貨を駆逐する」—これを地で行くような出来事がネット上で起こっている。先日、DeNAが運営する医療情報まとめサイト「WELQ」で、大量の転載記事や虚偽の記事が掲載されていることが明らかになった。私は、日本のネットは劣化したなぁと改めて感じた…
先月(7月26日)、神奈川県相模原市の障害者福祉施設で刃物を持った元職員が侵入し、障がい者19人を殺害するという戦後最悪の事件が起きた。この事件は海外でも大きく報じられた。 報道を見ていると、過去に起きた無差別大量殺傷事件と比べられていたが、今回…
今日(7月10日)は参院選の投票日である。選挙権年齢が18歳に引き下げられ、今回の参院選から18歳になった高校生も投票できるようになった。18歳・19歳にかかわらず選挙権を持っている人、是非投票に行ってください。 政治が敬遠される日本 なぜか日本で政治と…
有名な詩であるが、マルティン・ニーメラーの引用しよう。 彼らが最初、共産主義者を攻撃したとき ナチが共産主義者を襲つたとき、自分はやや不安になつた。 けれども結局自分は共産主義者でなかつたので何もしなかつた。 それからナチは社会主義者を攻撃し…
ネット(とりわけSNS)を見ていると、「とにかく他人から認められたい中毒」がはびこっているように思う。何かをやって、それをネットで公開し、承認されることに快感を覚える。そればかりが重要視され、本当にやりたいかどうか、本当にやる必要があるかどうか…
日本は完全主義であると思う。1分の遅れも許されない電車のダイヤ、飲食チェーン店の非常に厳しい新人研修などを見ていると。わずかなミスさえ許さない日本の完全主義は度を超しており、それのおかげで多くの人が疲弊しているのではないかと思う。 わずか1分…
今年の夏は猛暑になりそうである。*1早くも先日は日本各地で猛暑日を記録した。例年以上の電力需要が見込まれているのだが、今夏は節電目標は設定されていない。原発は鹿児島県の川内原発を除いては一基も再稼働していないにも関わらず。巨大な首都圏を抱え…
ネットの炎上事例は右肩上がりである。炎上させているコメントを含めて、ネットユーザーによる言及は、「ネットの反応」「ネットの声」などと言われている。私はそんなものは、基本的にスルーしてかまわないと思っている。それらは、しょせん観客席のごく一…
人間は容易に分かり合えるものではない。簡単に理解し合えるなら、戦争もテロも起こっていないし、ネット炎上も起こっていない。今の私たちに欠けていることは、「お互いに分かり合えないということを分かり合う」ということであると思う。 現実の世界では価…
何気なくテレビ番組表を見ていたら、外国人が日本を絶賛する番組が目に付いた。一瞬、「まだやってたのか……」と思ったが、これだけ長く続き、複数の局に似たような番組があるということは、そこそこ人気がある証拠なのだろう。 テレビ番組だけではない。ネッ…
ここのところ、私のツイート頻度もブログ更新頻度も激減している。以前は日課のようにツイートしていたが、だんだんと少なくなっていき、5月・6月は一度もツイートしていない。急に仕事が忙しくなったとか、超リア充になったからとかではない。単純に、ネッ…
毎年、何らかの「新年の目標」を立てながらも、三日坊主に終わってしまう人が少なくない。過去に立てた豊富な「新年の抱負」を成し遂げる信念を持ち合わせておらず、「お前、去年も同じこと言ってなかったっけ?」「ハハハ」などと抱腹するのは今年で最後に…